外部足場図面の書き方をお探しですね。

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外部足場図面の書き方を分かりやすく解説!初心者でも安心の基本ガイド

外部足場図面の作成って、現場の安全性と作業の進めやすさを決める、とても大切な作業なんです。でも、「どうやって書けばいいの?」と悩んでしまう人も多いですよね。

この記事では、外部足場図面の基本的な書き方から、細かい調整や高さの設計まで、分かりやすくお伝えします。初めて足場図面を書く人はもちろん、経験のある人にも役立つ実践的なコツを紹介していきますので、ぜひ参考にしてくださいね。

1. 図面を書く前の準備と現地調査がとても重要!

外部足場図面を書くとき、いきなり図面作成を始めるのはNGです。まずは事前の準備と現地調査をしっかりやることが、成功の秘訣なんです。

なぜかというと、新築の現場でも実際の地面の高さが図面と違っていたり、既存の建物では周りに邪魔になるもの(エアコンの室外機や木、構造物など)があって、思った通りに足場が組めないことがよくあるからです。

まず確認すべきことは:
– 建物の位置・大きさ・高さ
– 敷地の境界線
– 足場を置くスペースがあるかどうか

特に改修や増築の現場では、図面がない場合も多いので、実際に測ることが必須です。

また、足場を設置する基準や安全面、作業のしやすさを考えて、建物の形や出入り口、階段の位置、工事中の人の動きも現地で確認して、記録しておくことが大切です。現場をしっかり把握することが、最適な足場計画と安全で効率的な工事につながるんです。

2. 建物の図面作成と足場の基本的な配置

現地調査で集めた情報をもとに、まずは建物自体の平面図・立面図を用意します。新築なら建設図面から必要な部分を使い、既存建築では現場で測った寸法に従って、建物の外形や特徴的な出っ張り(出窓・ひさし・段差など)を正確に描きます。

次に、足場図面作成の基本となる”割付(わりつけ)”作業に入ります。この段階では、足場の標準的な部材の大きさ(幅610mm・914mm・1219mm、間隔1829mmなど)をもとに、足場の床を建物の周りに沿って並べていきます。

ここで重要なのは、建物との間に余裕をもった”離れ”を確保すること。目安は:
– 新築:300~450mm
– 改修:250~400mm
– 解体:200~400mm

基本的には1829mm間隔の部材を優先して使い、うまく収まらない部分で短い部材や特殊な部材で調整しましょう。角の部分や複雑な箇所は複数のパターンがあるので、依頼主と相談したり現場の条件に合わせて、最適な配置方法を選ぶことが大切です。

3. 配置の調整と細かい部分の収まり―角・すき間・補助部材

足場の配置が完了したら、次は細かい部分の”収まり”調整がポイントです。特に建物の角や端っこでは、部材の大きさの都合で無駄なすき間ができたり、逆に足場が敷地や建物からはみ出してしまうことがあります。

角の部分では、できるだけ一般的な足場用部材で収まるパターンが理想的ですが、うまくいかない場合は調整用の収め方も検討します。どうしても調整が難しい場合は、できる限りすき間を小さく(最低でも200mm以上)して、不安定になったり危険がないようにします。

また、床板や手すりなども端の部分に補助部材を設けて、安全性をしっかり確保しましょう。縦のパイプ同士の最小間隔や、出っ張りや出入口に対する通り道も十分考慮します。

さらに、現場の条件によっては部材の種類や配置パターンに独自の工夫が必要になることも。例えば、防音パネルや特殊な養生が必要な場合は、決まった収まりが使えないため、調整型の足場や特製の養生材を使うことも検討しましょう。

いつものやり方にこだわらず、現場ごとに柔軟な発想で最適な解決策を探していくのがプロの仕事です。

4. 高さ方向の図面と関連設備(昇り降りする設備や部材の計算)

平面の配置と細かい調整が完了したら、立面図(高さ方向の設計)に進みます。ここでは地面レベルの基準を決めることが大切です。現場が平らでないときは、一番高いところを基準とした設計が原則です。

高さ方向の配置も標準部材の大きさ(1829mm/1524mmなど)に従い、必要な作業床の高さや、手すり・支え・角の手すり設置の位置を決めます。

また、現場の安全性と作業効率を高めるため、昇り降りする設備(はしごや階段、仮設スロープ)の位置も事前に図面に書いておきましょう。出入口、避難通路、周りの障害物への対応も忘れずに記載します。

図面が完成したら、足場部材ごとに必要な数を計算して、工事に必要な資材の手配や搬入計画も立てます。現場で「こんなはずじゃなかった」となりがちな、大きさ違いや部材不足・重複を事前に防げるよう、図面と現地の確認を徹底しましょう。

完成した図面は、施工業者や作業員、発注者との打ち合わせや、安全管理計画の基準資料として活用されます。

まとめ

以上が外部足場図面の基本的な書き方です。事前調査と柔軟な配置調整、高さ設計、補助部材や昇降設備の配置まで、一貫した”現場目線”を持つことで、誰が見ても分かりやすく、安全で効率的な足場計画が実現できます。この記事を参考に、ぜひ実践してみてくださいね!

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