rpcdファイルとは情報をお探しですね。

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rpcdファイルって何?初心者でもわかる基本知識と使い方

建築や機械設計の現場で欠かせないCAD(コンピュータ支援設計)。図面を作るときに使うファイル形式はたくさんありますが、その中でも「rpcd」という拡張子のファイルについて聞いたことはありますか?

今回は、rpcdファイルがどんなものなのか、どうやって使うのか、他の形式に変換する方法まで、わかりやすく説明していきます。

rpcdファイルってどんなもの?

rpcdファイルは、「RootPro CAD」という日本で作られたCADソフト専用の図面ファイルです。拡張子は「.rpcd」で、RootPro CADのバージョン8から使われるようになりました。

RootPro CADは、特に個人事業主や中小企業でよく使われているCADソフトで、建築から機械設計、電気設計まで幅広い分野で活躍しています。

rpcdファイルのすごいところは、ただの図面だけじゃなく、レイヤーの情報や注釈、寸法など、設計に必要な情報をまるごと保存できることです。これによって、効率よく正確な設計作業ができるんですね。

有名なAutoCADの「dwg」や「dxf」、Jw_cadの「jww」とは違って、rpcdはRootPro CADでしか使えない専用の形式というのが大きな特徴です。

rpcdファイルの良いところ

rpcdファイルの一番の魅力は、RootPro CADの機能をフルに活かせることです。

例えば:
– レイヤーをきちんと管理できる
– いろんな図形や注釈が使える
– 寸法を細かく調整できる
– 編集した履歴も残せる

こうしたRootPro CAD独自の情報を、データを失うことなくしっかり保存できます。

ファイルサイズも最適化されているので、複雑な図面でもサクサク動くのも嬉しいポイント。複数の人で同じファイルを編集するときも使いやすく、大きなプロジェクトでも安心です。

新しいバージョンにアップデートしても、古いファイルをちゃんと読み込めるのも便利ですね。

ただし、RootPro CAD以外のソフトでは基本的に開けないので、そこは注意が必要です。

rpcdファイルを開くには?編集するには?

rpcdファイルを開いて編集できるのは、今のところ「RootPro CAD」だけです。

RootPro CADには2つのバージョンがあります:

**Free版(無料)**
– rpcdファイルを開いて編集できる
– 新しく図面を作ることもできる
– ただし、保存はrpcd形式のみ
– 他の形式(dwgやdxfなど)には変換できない

**Professional版(有料)**
– Free版の機能に加えて
– dwg、dxf、jww、PDFなどに変換できる
– 他のCADソフトとの連携が可能

もし他の人とファイルをやり取りしたり、違うCADソフトでも使いたいなら、Professional版が必要になります。

RootPro CADはWindows専用ですが、Microsoft Storeからもダウンロードできて、サブスクリプション版も用意されています。

他の形式に変換するときの注意点

rpcdファイルをAutoCADの形式(dwg/dxf)やJw_cadの形式(jww)に変換したいときは、RootPro CAD Professional版を使う必要があります。

変換の手順は簡単で:
1. RootPro CADでrpcdファイルを開く
2. 「名前を付けて保存」や「書き出し」機能を使う
3. 希望の形式を選んで保存

ただし、変換するときに気をつけたいことがあります:
– 注釈の表示が変わることがある
– レイヤーの構造が少し違って見えることがある
– 寸法の設定が変わる可能性がある
– 一部の情報が正しく表示されないことがある

変換した後は、必ず図面をチェックして、問題がないか確認しましょう。

残念ながら、無料版では他の形式に変換できませんし、他の無料ソフトでrpcdファイルを変換することもできません。実質的に、RootPro CAD Professional版が必要になります。

まとめ

rpcdファイルは、日本で開発されたRootPro CAD専用の図面ファイル形式です。このソフトの豊富な機能を最大限に活かせる優れた形式ですが、他のCADソフトとの互換性は限られています。

他の人とファイルをやり取りしたり、違うソフトでも使いたい場合は、RootPro CAD Professional版での変換が必要になります。

自分の仕事のスタイルや必要な機能を考えて、適切なソフトとファイル形式を選ぶことが大切ですね。この記事が、rpcdファイルについて理解を深める手助けになれば嬉しいです。

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