Jw_cadの疑似線について情報をお探しですね。
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JWWの「疑似線」って何?文字を線で描く便利な機能を分かりやすく解説
Jw_cad(みんなJWWって呼んでますね)は無料で使える2DのCADソフトとして、日本中の設計現場で愛用されています。その中に「疑似線」という、ちょっと変わった名前の機能があるのをご存知でしょうか?
これは簡単に言うと、普通の文字を線だけで描き直してくれる技術のことです。「なんでそんなことするの?」と思うかもしれませんが、実は図面を扱う現場では結構重宝する機能なんです。
疑似線って何?文字を線で描くとはどういうこと?
普段私たちがパソコンで見ている文字は、フォントという「文字の形のデータ」を使って表示されています。でも疑似線では、その文字を直線や曲線を組み合わせた「図形」として描き直してしまうんです。
例えば「あ」という文字があったとすると、普通はフォントデータから「あ」の形を呼び出して表示します。でも疑似線では、「あ」の形を線でなぞって、完全に図形として作り直してしまうわけです。
「JWWの疑似線文字」という外部プログラムを使えば、この変換が簡単にできます。文字がもう「文字」ではなく「線で描かれた図形」になるので、フォントがない環境でも同じ形で表示できるのが大きな特徴です。
どうやって使うの?導入は意外と簡単
疑似線文字のプログラムは、Vectorなどのフリーソフトサイトからダウンロードできます。圧縮ファイル(.lzh形式が多いです)をダウンロードして解凍したら、あとはJWWから「外部変形」メニューで選ぶだけ。
使い方も簡単で、疑似線にしたい文字を選んで、プログラムを実行するだけです。数回クリックするだけで、あっという間に文字が線図形に変わります。
どんな時に便利なの?
疑似線が活躍するシーンはいくつかあります:
**古い機械での印刷**
昔のプロッターや特殊な印刷機器では、新しいフォントが使えないことがあります。でも線で描かれた図形なら、どんな機械でもちゃんと印刷できます。
**他のソフトとのデータ交換**
図面データを他のCADソフトや海外のソフトで開く時、文字化けしてしまうことがよくあります。でも疑似線なら図形なので、どんな環境でも同じように表示されます。
**特殊な文字の表現**
普通の文字機能では作れない、変わった向きや形の文字が必要な時にも使えます。
良いところと注意したいところ
**良いところ**
– どんな環境でも文字化けしない
– 古い機械でもちゃんと印刷できる
– 図面の拡大縮小にもしっかり対応
– フォントがない環境でも安心
**注意したいところ**
– 一度変換すると、普通の文字として編集できなくなる
– 修正する時は図形として編集しないといけないので少し面倒
– 細かくて美しい文字の再現はちょっと苦手
だから、図面が完成して最終的に出力する時や、他の人にデータを渡す前に変換するのがおすすめです。
CADらしいカクカク文字も作れる!
AutoCADなどを使ったことがある人なら「SHXフォント」という、カクカクした設計図っぽい文字を見たことがあるかもしれません。JWW自体はこのフォントを直接使えませんが、疑似線機能を使えば似たような雰囲気の文字が作れます。
疑似線文字のプログラムには、こうした「設計図らしい」文字のデータが最初から入っているんです。これを使えば、図面がぐっとプロっぽい見た目になります。
まとめ
疑似線は地味な機能に見えるかもしれませんが、実際の設計現場ではとても重宝する技術です。特に他の人とデータをやり取りすることが多い人や、いろいろな機械で印刷する必要がある人にとっては、知っておくと本当に便利な機能だと思います。
無料で使えるJWWだからこそ、こうした工夫された機能が用意されているんですね。機会があったら、ぜひ一度試してみてください!
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