Jw_cadで写真の貼り付け後に写真を消すと貼り付けできない時の対処法をお探しですね。
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はじめに
Jw_cad(ジェイダブリューキャド)は、建築や設備の設計でよく使われている無料のCADソフトです。図面に写真や画像を貼り付けることができるので、現場の写真や参考資料を一緒に保存できてとても便利です。
ところが、「写真を貼り付けた後に元の画像ファイルを削除したら、図面から写真が消えてしまった!」というトラブルがよく起こります。今回は、なぜこんなことが起こるのか、どうすれば防げるのかを分かりやすく説明します。
Jw_cadの画像貼り付けの仕組み
まず、Jw_cadがどうやって画像を表示しているかを理解しましょう。
実は、Jw_cadで画像を貼り付けても、その画像データが図面ファイルの中に保存されるわけではありません。代わりに「この場所にある画像ファイルを表示してね」という情報だけが記録されます。
例えば、デスクトップにある「現場写真.bmp」という画像を図面に貼り付けた場合、Jw_cadは「デスクトップの現場写真.bmpを表示する」という指示を覚えています。図面を開くたびに、その場所にある画像ファイルを読み込んで表示しているのです。
つまり、元の画像ファイルを削除したり、別の場所に移動させてしまうと、Jw_cadは「あれ?画像ファイルがない!」となって、写真が表示できなくなってしまいます。
画像を削除するとどんな問題が起こる?
元の画像ファイルを削除してしまうと、こんな困ったことが起こります:
**1. 図面から写真が消える**
– 画像の代わりに文字だけが表示される
– 何も表示されなくなる
**2. ファイルが開けなくなることがある**
– 図面を保存するときにエラーが出る
– 「ファイルが壊れています」と言われる
**3. 他の図面にコピーできない**
– 写真付きの図面を別の図面にコピーしようとしても、写真の部分だけ抜けてしまう
– 元の画像ファイルがないので、コピー先でも表示できない
これらの問題は、Jw_cadの特徴を知らずに「貼り付けたから元の画像はもういらないだろう」と思って削除してしまうことで起こります。
トラブルを防ぐ方法
1. 画像ファイルは削除・移動しない
一番簡単な対策は、**図面に貼り付けた画像ファイルは絶対に削除したり移動したりしない**ことです。図面と画像ファイルは常にセットで管理しましょう。
2. 画像分離機能を使う
Jw_cadには「画像分離」という便利な機能があります。これを使うと、外部の画像ファイルを図面の中に取り込んで、一つのファイルにまとめることができます。
**画像分離のやり方:**
1. 画像を貼り付けた状態で、メニューから「画像分離」を選ぶ
2. これで画像データが図面ファイルの中に保存される
3. 元の画像ファイルを削除しても大丈夫になる
ただし、**画像分離は元の画像ファイルがある状態で行う**必要があります。先に画像を削除してしまうと、分離もできなくなってしまいます。
3. ファイル管理のルールを決める
**おすすめの管理方法:**
– 図面ファイルと画像ファイルは同じフォルダに入れる
– フォルダごと移動やコピーをする
– 他の人に渡すときは、必ず画像分離をしてから渡す
よくあるトラブル例と対策
ケース1:PC整理で画像を削除してしまった
「写真フォルダを整理していて、図面に使った写真を削除してしまった」
**対策:** 図面に使った画像には「図面使用中」などの印をつけて、間違って削除しないようにする
ケース2:他の人に図面を送ったら画像が表示されない
「メールで図面ファイルだけを送ったら、相手のパソコンで画像が表示されない」
**対策:** 図面を送る前に画像分離をするか、画像ファイルも一緒に送る
ケース3:バックアップから復元したら画像が消えた
「図面ファイルだけバックアップしていて、画像ファイルのバックアップを忘れていた」
**対策:** バックアップするときは、図面ファイルと画像ファイルをセットで保存する
まとめ
Jw_cadで画像を使うときの大切なポイントは:
1. **画像を貼り付けても、元のファイルは削除しない**
2. **図面と画像ファイルはセットで管理する**
3. **他の人に渡すときは画像分離機能を使う**
4. **チーム全体でファイル管理のルールを決める**
これらのルールを守れば、「図面から写真が消えた!」というトラブルを防ぐことができます。最初は面倒に感じるかもしれませんが、慣れてしまえば当たり前の作業になります。
大切な図面を台無しにしないためにも、ぜひこの記事の内容を参考にして、安全な画像管理を心がけてくださいね。
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