JWK図形について情報をお探しですね。
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JWK図形って何?CADで図形を楽に使い回す方法を解説
建築や設備の設計でCADを使っていると、同じ部品や記号を何度も描くことがありますよね。毎回一から描くのは時間がかかって大変です。そんな時に便利なのが「JWK図形」という仕組みです。この記事では、JWK図形とは何なのか、どうやって使うのかを分かりやすく説明していきます。
JWK図形って何?
JWK図形は、日本でよく使われているCADソフト「Jw_cad」で使える図形ファイルのことです。ファイルの最後に「.jwk」という文字が付いているのが特徴で、よく使う部品や記号をファイルとして保存しておけます。
実は、この形式はかなり昔からあるものなんです。昔のDOS版Jw_cadから使われていて、今でも新しいJw_cadやRootPro CADなどで使えます。つまり、昔作った図形データを今でも使い回せるということです。これってすごく便利ですよね。
配管の部品や電気の記号、建築の部材など、よく使うものをJWK図形として保存しておけば、必要な時にすぐに呼び出して使えます。一度作っておけば、何度でも使い回せるので作業がとても楽になります。
どんな時に使うの?
JWK図形の一番いいところは、古いデータでも新しいソフトで使えることです。昔からJw_cadを使っている会社や現場では、先輩たちが作った便利な部品データがたくさんあるはずです。そういったデータをそのまま使えるのは大きなメリットです。
インターネットでも、いろんな人が作ったJWK図形をダウンロードできます。水道の配管部品、バルブ、トイレや洗面台などの設備機器、空調のダクトなど、本当にたくさんの種類があります。
例えば、マンションの配管図を描く時を考えてみましょう。バルブや継手を一つ一つ手で描いていたら、とても時間がかかります。でも、JWK図形として保存してある部品を使えば、クリック一つで正確な図形を配置できます。同じ作業を繰り返す時には、とても重宝します。
また、会社や部署で共通の部品データを使えば、誰が描いても同じような図面になります。図面の統一感を保つためにも役立ちます。
JWK図形の作り方
Jw_cadでJWK図形を作るのは、そんなに難しくありません。手順を説明しますね。
まず、図形として保存したい部品を画面上で選択します。例えば、よく使うバルブの記号を描いたとしましょう。その記号を選択状態にします。
次に、「図形登録」というコマンドを使います。すると、ファイルを保存する画面が出てきます。ここで、ファイルの種類を「.jwk」に設定して、「新規」ボタンを押します。
そうすると、新しいファイルを作る画面が表示されます。ここで、分かりやすい名前を付けます。例えば「止水バルブ」とか「排水トラップ」といった感じです。名前を入力してOKを押せば、JWK図形の完成です。
一度登録してしまえば、「図形」コマンドからいつでも呼び出せます。必要な場所にポンと配置できるので、作業がグンと楽になります。
この方法は、Jw_cadだけでなく、RootPro CADなどの他のソフトでも使えます。ソフトが変わっても同じデータを使い回せるのは嬉しいですね。
上手に使うコツと気を付けること
JWK図形を上手に活用するには、整理整頓が大切です。たくさんの図形を作っていると、どこに何があるか分からなくなってしまいます。
おすすめは、用途別にフォルダを分けることです。「配管部品」「電気記号」「建築部材」といった感じで分類しておけば、探しやすくなります。さらに細かく分けるなら、「配管部品」の中に「バルブ類」「継手類」「器具類」といったフォルダを作ってもいいでしょう。
ただし、JWK形式は古い仕組みなので、新しい形式と比べると制限もあります。色の情報や複雑な属性データなどは、うまく保存できない場合があります。そういう時は、新しい形式と使い分けることも考えましょう。
また、会社や現場でJWK図形を共有する時は、誰がいつ作ったものか、どのバージョンなのかを記録しておくと良いです。後で困らないためにも、管理をきちんとしておきましょう。
インターネットからダウンロードしたJWK図形を使う時は、本当に正しい寸法や形になっているか確認することも大切です。設計基準に合っているかどうかも、必ずチェックしましょう。
JWK図形は、長い間多くの人に愛用されてきた実用的な仕組みです。上手に使えば、CADでの作業がずっと楽になります。ぜひ活用してみてください。
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