Jw_cadで足場図面を作る方法をお探しですね。
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jwCADで足場図面を作ろう!初心者でもできる作図のコツ
建設現場で必要な足場の設計や計画は、工事の安全性や作業効率に大きく影響します。そんな足場の図面作成に、多くの建築関係者が使っているのが「jwCAD」という無料のCADソフトです。専用のツールやパーツを使えば、足場の図面を効率よく、そして正確に作ることができるんです。
今回は、jwCADを使った足場図面の作り方について、基本的なことから実際の作図手順、上手に使うコツまで分かりやすく説明していきます。
jwCADで足場図面って何?どんなメリットがあるの?
「jwCAD足場」とは、jwCADというソフトを使って足場の計画図を作ることや、その作業を楽にするためのツールや図形パーツのことを指します。
建設現場で使う足場には、クサビ式や枠組み式など色々なタイプがあり、それぞれ設計の段階で詳しい図面が必要になります。jwCADは無料で使えて、いろんな用途に対応できるので、特に中小規模の設計事務所や現場監督さんたちに人気があります。
jwCADで足場図を描くと、こんなメリットがあります:
– 建物に合わせた適切な足場計画が立てられる
– 必要な部材の数量がすぐに分かる
– 工事全体の管理がスムーズになる
– パーツごとに図形を作っておけば、修正や使い回しが簡単
足場図面の作り方:平面図から立面図まで
jwCADで足場図を作る流れは、大きく分けて3つのステップがあります:
ステップ1:平面図を作る
まずは平面図から始めましょう。設計図や現場の情報から、以下のことを確認します:
– 方位や敷地の境界
– 建物の階の高さや最高部の高さ
– 縮尺の設定
次に、建物の中心線から足場の支柱までの距離や、足場の幅を決めて図面に描きます。支柱の位置を仮の線で決めて、必要に応じて部材をパーツ化して配置していきます。寸法や配置も丁寧に記入して、全体の大きさや距離感が一目で分かるようにしておくことが大切です。
ステップ2:立面図・断面図を作る
平面図ができたら、今度は立面図や断面図を作ります。平面図をもとにして、以下の点に注意しながら描いていきます:
– 部材同士の接続部分
– 各部材の高さの関係
– 手すりの高さ
– 一番上の床板の高さ
安全に関わる重要な部分は、必ず図面に明記しましょう。階段やシート、壁との接続部分なども立面図に描いておくと、実際の工事でトラブルを防げます。
ステップ3:部材をパーツ化して管理する
よく使う部材は「ブロック図形」として保存しておくと、後の作業がとても楽になります。
ブロック図形を使って効率アップ!部材の数量も自動計算
jwCADで足場図を効率よく描くには、「ブロック図形」という機能を使いこなすことが重要です。
ブロック図形って何?
ブロック図形とは、よく使う部材(支柱、床板、手すり、ジャッキなど)を図形パーツとして保存しておいて、必要な場所にコピー&ペーストできる機能です。
ブロック図形のメリット
– 同じ部材を何度も描き直す必要がない
– 配置や移動、修正が簡単
– 「文字集計機能」と組み合わせれば、配置した部材の数量を自動で計算できる
– レンタル材料の発注数量の検討にも役立つ
整理整頓のコツ
線の色やレイヤ(図面の層)を使って部材の種類を整理すると、図面が見やすくなり、作業効率も上がります。例えば:
– 平面図はAグループ
– 立面図はBグループ
– 部材別に色分け
このように整理しながら作業を進めると、現場説明用の図面も短時間で完成させることができます。
もっと効率的に作業するためのコツ
jwCADで足場図をより効率的に作成するための、いくつかのテクニックをご紹介します。
1. 既存の図面を活用しよう
設計図やPDF図面を正確な縮尺でjwCADに取り込んで、下絵として使いましょう。現場の実際の状況との違いもチェックできます。
2. 部材別に整理して管理
図形パーツを作るときは、線の色やレイヤを使って部材別に整理しておきましょう。後で修正や集計作業をするときに、とても楽になります。
3. 外部ツールも活用
jwCADには様々な追加機能があります。これらを使うことで、断面図や詳細図の作成も省力化できます。
4. サンプルデータを活用
初めて足場図を作る方は、無料で配布されている足場作図用のサンプルデータを活用してみましょう。自分の会社の現場用にカスタマイズしておけば、今後の図面作成がぐっと楽になります。
5. 仮保存機能を使いこなす
複雑な現場では、別のウィンドウや仮表示レイヤに図形を一時的に保存して、必要に応じてコピー&ペーストすると柔軟に対応できます。
まとめ
jwCADを使った足場図作成は、柔軟性・効率性・応用性の全てを兼ね備えた優れた方法です。ブロック図形やレイヤ管理、集計機能をうまく使いこなして、より安全で無駄のない現場運営に役立てていきましょう。
最初は少し難しく感じるかもしれませんが、慣れてしまえば手放せないツールになるはずです。ぜひチャレンジしてみてください!
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