Jw_cadバージョン7.11について情報をお探しですね。

広告

JWCAD 7.11を徹底解説!建築業界で愛され続ける無料CADソフトの魅力

建築や設計の現場で長い間親しまれてきた2次元CADソフト「JWCAD」。このソフトには色々なバージョンがあって、時代に合わせてどんどん進化してきました。今回は、その中でも「JWCAD 7.11」について詳しく紹介していきます。これからCADソフトを使ってみたい人や、JWCADのどのバージョンを選べばいいか迷っている人の参考になればと思います。

JWCAD 7.11ってどんなソフト?

JWCAD 7.11は、2012年1月にリリースされた無料の2次元CADソフトです。清水治郎さんと田中善文さんという2人の開発者が作ったソフトで、日本の建築業界や設計現場で大人気になりました。

このバージョンの素晴らしいところは、当時よく使われていたWindows 2000、XP、Vista、7などで安定して動くように作られていることです。しかも、難しい設定や複雑な操作を覚える必要がなく、誰でも無料ですぐに使い始められるんです。

当時、日本で作られた無料ソフトで、実際の仕事で使えるレベルの機能を持つCADソフトは珍しく、パソコン教室や建築系の学校でもたくさん導入されました。お金をかけずに本格的な図面が作れるので、小さな設計事務所や個人で働く技術者の方にとって、まさに革命的なソフトだったんです。

7.11の注目機能:SPEEDフォーマット対応

JWCAD 7.11の一番の目玉は、「SPEEDフォーマットデータ読込」という新機能です。これは、JWCADを使っている人たちから「他のCADソフトのデータも読み込めるようにしてほしい」という声が多かったため、それに応えて追加された機能なんです。

SPEEDフォーマットというのは、他社のCADソフトや設備設計などでよく使われるデータの形式のこと。この機能があることで、違うソフトで作られたデータも読み込めるようになり、チームで作業するときや、お客さんとデータをやり取りするときがとても楽になりました。

7.11では、SPEEDデータを読み込むのに必要な「view_speed.exe」というファイルも一緒に入っているので、面倒な設定をしなくても、すぐに使えるようになっています。また、図面を印刷するときに便利な「&Fn(n=1~9)」という機能も新しく追加されて、図面データが保存されているフォルダー名を自動で取り込んでくれるなど、作業の効率化やミス防止にも役立ちます。

どんなパソコンで動く?インストールは簡単?

JWCAD 7.11は、Windows 2000、Windows XP、Windows Vista、Windows 7の32bit版・64bit版で快適に使えます。プログラム自体が軽いので、当時の普通のオフィス用パソコンやノートパソコンでも、サクサク図面を作ることができます。

インストールもとても簡単。ダウンロードしたファイル(.exe形式)をダブルクリックするだけで、自動的に「C:\jww」というフォルダにインストールされます。インストールが終わったら、スタートメニューからすぐに起動できますし、もし要らなくなったときも、スタートメニューやコントロールパネルから簡単にアンインストールできます。

困ったときのサポートは、開発者の公式サイトにあるFAQや掲示板で受け付けています。バグが見つかったときも、随時アップデートで直してくれていました。ただし、メールや電話での個別サポートは行っていないので、基本的にはWebの情報を見て解決する形になります。

無料で使えるけど、ルールはしっかり守ろう

JWCAD 7.11は無料のソフトですが、著作権はきちんと守られています。個人でも会社でも無料で使えますし、コピーして配ることもできます。でも、プログラムの中身を勝手に変えたり、元の形を変えて配ったりするのは禁止されています。

本や雑誌に収録したり、お金を取って配ったりするときは、事前に開発者に相談する必要があります。また、個人で使う分にはプログラムを修正してもいいですが、修正したものを他の人に配るのはダメです。

大切なのは、このソフトを使って何か問題が起きても、開発者が責任を取ってくれるわけではないということ。バグを直すのも義務ではありません。つまり、使う人が自分の責任で管理・運用する必要があります。でも、日本の建築CADの歴史を作ってきた信頼できるソフトなので、多くの人が安心して使い続けています。

まとめ

JWCAD 7.11は、シンプルで使いやすく、しかも高機能な日本製の2次元CADソフトの代表格です。古いパソコンでもちゃんと動いて、色々な用途に柔軟に対応できるこのバージョンは、今でも教育現場や特殊な業務で活用されています。

JWCADにはいくつものバージョンがあるので、それぞれの特徴をよく理解して、自分の環境や仕事に一番合ったものを選ぶことが大切です。この記事が、快適で効率的な図面作成への第一歩になれば嬉しいです。

広告