Jw_cadで階段の書き方をお探しですね。
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Jw_cadで階段を描こう!初心者でもできる簡単な描き方
Jw_cadは日本でとても人気のある無料の2D CADソフトです。建築や土木の分野でたくさんの人が使っていて、図面を描くときに「階段」はよく出てくる部分ですよね。でも、初めてJw_cadで階段を描くときは「何から始めればいいの?」と迷ってしまうかもしれません。
この記事では、Jw_cadを使った階段の描き方を、初心者の方でも分かりやすいように詳しく説明していきます。図面作成を早くできるようになりたい方や、建築CAD検定の勉強をしている方にも役立つ内容になっています。
階段図を描く基本の手順
Jw_cadで階段を描くときは、まず全体の大きさや形を決めて、「直線」コマンドを使って段を1つずつ描いていくのが基本です。
最初に準備として、レイヤーや図面のスケールをチェックして、図形のサイズが正しいかを確認しましょう。次に「直線」コマンドで階段の中心線や端っこの線を引きます。寸法入力モードを使えば、必要な長さや角度を数字で入力できるので、正確に描くことができます。
階段の蹴上げ(段の高さ)と踏面(段の奥行き)は、建築基準法や設計図に合わせて、1段ずつ同じ間隔で線を引く必要があります。ここで便利なのが「複線」機能です。この機能を使うと、決まった間隔で繰り返し線を引く作業がとても楽になります。複線の間隔を最初に設定しておけば、連続で選択してまとめて処理できるので、全ての段数を揃えて一気に階段の形を完成させることができます。
階段の切断線や記号を上手に描くコツ
平面図に階段を描くときは、上の階と下の階を区別するために「切断線(破断線)」や「階段記号」も必要になります。Jw_cadでこの作業をするのは少し面倒に感じるかもしれませんが、「線記号変形」機能や用意されている記号データを上手に使えば、誰でも素早くきれいに仕上げることができます。
線記号変形は、[メニュー] → [その他] → [線記号変形]から使うことができます。例えば、「C:\jww\【線記号変形A】建築1」フォルダの中にある「幅 [1mm]」などの破断線データを選んで、描きたい直線の上でクリックするだけで、普通の線が切断線や波線に簡単に変わります。これで、階段の途中で上の階につながる部分や、図を省略した部分を分かりやすく表現できます。
また、直線や折れ線で切断マークを描きたいときも、線種を変更したり「多角形」コマンドを使って自由に作ることができます。自分で作った階段記号や破断記号を図形として保存しておけば、次に図面を描くときにも使えるので、とても便利です。
階段の方向矢印や説明文字を工夫しよう
階段の図面では「どちら向きに上がるか下がるか」を示す矢印や説明も大切です。Jw_cadで方向矢印を描くときは、「直線」コマンドの「矢印」オプションを使うと簡単にできます。直線コマンドを選んで、ツールバーの矢印ボタンをクリック。線の始まりか終わりのどちらに矢印を付けるかをボタンで切り替えるだけで、上がる方向や下がる方向に自由に描けます。普通は階段の真ん中の線に重ねて描いて、見やすくしましょう。
もし矢印の大きさやデザインが合わないときは、線の太さや長さを調整したり、図形編集で自分好みの矢印を作るのも良い方法です。また、階段がどんな用途なのか、非常口や避難経路なのかなど、補足の情報を「文字」コマンドで書き込んでおけば、図面としての完成度が上がり、実際に使うときも分かりやすくなります。
効率よく描くためのレイヤやコマンドの活用方法
階段を描くときに時間を短縮して、間違いを防ぐためには、Jw_cadのレイヤ管理やコマンドを効率よく使い分けることが大切です。例えば、構造体・仕上げの壁・建具・階段を別々のレイヤに描くことで、後から一部だけを消したり編集したりするのが楽になります。階段の図面が完成した後、いらない壁や下の階の部分を「消去>連続範囲選択消去」コマンドでまとめて削除するテクニックもとても便利です。
この消去方法は、消したい範囲を四角で囲んで、壁や構造体だけを一括で消せるので、平面詳細図の編集スピードがぐっと早くなります。特に階段まわりなど、変更の多い部分ではこの方法がとても効果的です。
また、階段の寸法は「寸法」コマンドで正確に書いておくと、工事のときのトラブルや確認ミスも防げます。一部の寸法線を省略したいときや、途中で折れた寸法線なども、右クリック操作で一括入力できるので、どんどん活用しましょう。これらの小さな工夫の積み重ねが、短時間で見やすくて間違いの少ない階段図作成につながります。
まとめ
Jw_cadを使った階段の作図は、機能の組み合わせとコツさえ覚えれば、誰でも効率よく正確にできるようになります。今回紹介した手順やテクニックを実際に操作しながら覚えていくことで、ワンランク上の図面作成スキルが身につきますよ。ぜひ試してみてくださいね!
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