Jw_cadで線にハッチをかける方法をお探しですね。

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JwCADで線にハッチをかける方法を分かりやすく解説!

JwCADは日本でとても人気のある無料の2次元CADソフトです。建築や設備の図面作成で幅広く使われています。図面を作るときに、エリアごとの違いや材質を分かりやすく表現するために、特定の場所にハッチ(斜線や模様)を入れることがよくあります。でも「線にハッチってどうやってかけるの?」と疑問に思っている人も多いのではないでしょうか。今回は、JwCAD初心者の方でも簡単に理解できるよう、線にハッチをかける方法とその活用方法を詳しく説明していきます。

JwCADのハッチ機能って何?どんなときに便利なの?

「ハッチ」とは、囲まれたエリアに斜線や格子、模様などを規則正しく描いて、図面の中で区別したり目立たせたりする表現方法のことです。JwCADのハッチ機能は、建築図や設備図で面積を表現したり、材質を区別したり、デザイン的な区画分けをしたりと、いろいろな場面で活躍します。

色分けや塗りつぶしと比べて、印刷したときにもきれいに見えるし、どの範囲がどんな区分になっているのかが一目で分かるのが大きなメリットです。JwCADなら、単純な斜線だけじゃなく、縦横2方向の格子模様や、線の間隔や角度を自由に設定できるのが特徴です。区画や用途ごとにはっきりと表示したり、申請図面で重要な部分を強調したり、設計の意図を相手に伝えたりするのに、とても便利な機能なんです。

基本編:四角形や円など、閉じた図形にハッチをかけてみよう

JwCADでハッチをかけるときは、「ハッチ」コマンドを使って、ハッチを入れたい閉じた領域(四角形や円など)を指定します。基本的な手順は次の通りです。

まず、ツールバーから「ハッチ」コマンドを選択します。次に、ハッチをかけたい図形のどこかの線、または囲まれたエリアを右クリックします。図形がきちんと閉じていれば、範囲がピンク色の波線で表示されて、どんなハッチ(斜線・2線・格子・馬乗りなど)にするかを「種類」から選べます。

そこで「ピッチ(線の間隔)」や「角度」、「実寸」モードなど、細かい設定を決めて「実行」ボタンを押すだけです。1方向だけでなく、90度回転したハッチや、違う角度のハッチも何度でも重ねて実行できます。設定が終わったら、必ず「クリアー」ボタンで領域指定を解除するのを忘れずに。これで、シンプルな四角形や多角形など、閉じている図形へのハッチ作業は完了です。

応用編:複雑な線や入り組んだ領域にもハッチをかけよう

実際の図面作成では、単純な四角形や円だけでなく、複雑に入り組んだ線や、平面詳細図のように小さな部屋や外部空間が隣り合っている場合がよくあります。そんなときでも、JwCADなら柔軟にハッチ処理ができます。

「ハッチ」コマンドを選択したら、まずはなるべく長く続いている線を1本左クリックして、基準となる辺をピンク色の波線にします。そこから、時計回りまたは反時計回りに、つながっている次の線を左クリックしていって、ハッチをかけたい範囲の輪郭を全部順番になぞっていきます。

エリアが複雑な場合は、見失わないよう図面を適度に拡大しながらクリックしていくのがコツです。もし隣の線をクリックしても「計算できません」と表示されるときは、一つ先の線を指定してみると上手くいくことがあります。最初の波線部分に戻って再度クリックすると、領域が完成します。この時点で「実行」ボタンを押せば、複雑な図形や細かく入り組んだ部分にも思い通りにハッチをかけることができます。

ハッチをかけた後の調整方法と知っておくと便利なテクニック

ハッチを施した後は、図面データにハッチ線が細かく描かれますが、時には室内の建具など、ハッチをかけたくない部分にまで線がはみ出してしまうことがあります。そんなときは「消去」コマンドの一括選択機能を使えば、不要な部分のハッチ線だけを効率よく削除できます。これで、建具や設備記号など「ハッチをかけたくない箇所の処理」も短時間で済ませることができます。

さらに、ハッチの種類や線の色を変えれば、用途や材質、注意が必要な領域などを簡単に区別できて、発注や施工チーム間での情報共有もより正確になります。ハッチごとにレイヤを分けて管理すれば、後で図面を修正したり流用したりするときにも対応しやすく、CAD作業の効率アップにもつながります。JwCADならではの「ピッチや角度の自由設定」「一部分だけの再ハッチ」などの機能を活用できるのも大きな魅力です。

まとめ

JwCADでのハッチ操作は最初は難しく感じるかもしれませんが、手順を覚えてしまえば図面の見やすさや説明力がグッと向上します。ハッチを上手に使いこなすことで、図面作成の幅が広がり、関係者みんなが同じイメージを共有できる”伝わりやすい設計図”が作れるようになります。ぜひ実際の作業で試してみてください!

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