Jw_cadバージョン8.22aでPDFに変換する方法をお探しですね。
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Jw_cadで図面をPDFに変換する方法を詳しく解説!
Jw_cad(ジェイダブリューキャド)は、日本で最も使われている無料のCADソフトです。建築や機械設計の現場で多くの人に愛用されていて、操作が分かりやすく、自由度が高いのが特徴です。
仕事でJw_cadを使っていると、作った図面をお客さんや取引先に渡すときに「PDFで送ってください」と言われることがよくありますよね。でも、意外とPDFに変換する方法が分からなくて困っている人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、2022年に公開されたJw_cadのバージョン8.22aを例に、図面をPDFに変換する方法とコツ、うまくいかないときの対処法まで分かりやすく説明します。
なぜPDF変換が必要なの?
Jw_cad 8.22aは、2022年4月にリリースされた安定版で、画像の表示がおかしくなるバグが直ったり、印刷機能が改良されたりしています。
図面をPDFに変換することは、Jw_cadユーザーにとってとても大切な作業です。PDFは勝手に編集されることがなく、どんなパソコンでも同じように見ることができるので、役所やゼネコンでも図面を提出するときの必須形式になっています。
ただし、Jw_cadには「PDFで保存」という機能が最初から付いていません。そのため、別のツールや仮想プリンタというものを使って、自分でPDFを作る必要があります。
8.22aでは印刷機能がより安定したので、PDF変換でよく起こっていたトラブル(範囲を選んだ後の動作がおかしくなったり、画像が表示されなくなったり)が減って、使いやすくなりました。
基本的なPDF変換の手順
Jw_cad 8.22aから図面をPDFにする一番簡単な方法は、「PDFプリンタ」という仮想のプリンタを使うことです。
Windows 10には「Microsoft Print to PDF」が最初から入っていますし、「CubePDF」や「PrimoPDF」といった無料ソフトも使えます。
**手順は次の通りです:**
1. Jw_cadでPDFにしたい図面ファイルを開く
2. メニューから「印刷」を選ぶ
3. プリンタ選択画面で「PDFプリンタ」を選ぶ
4. 用紙サイズや印刷範囲を調整する
5. 必要に応じて縮尺や用紙の向きも設定する
6. 「印刷」ボタンを押す
7. 保存先とファイル名を決める画面が出てくるので、「〇〇.pdf」という名前を付ける
8. 自動的にPDFファイルができあがる
もし「印刷結果の一部が切れてしまう」などの問題が起きたら、Jw_cad側の「用紙サイズ」と「印刷範囲選択」をもう一度確認してみてください。
よくあるトラブルと解決方法
Jw_cadでPDF変換をしていると、うまくいかないことがたまにあります。よくあるのは、こんな問題です:
– 画像が消えてしまう
– 線が見えなくなる
– 縮尺が合わない
– レイヤが反映されない
**画像が消える問題**
Jw_cadで使っている画像が外部ファイルの場合、ファイルの保存場所が正しく設定されていないとPDFに表示されません。8.22aでは画像関連のバグが修正されていますが、画像ファイルを図面と同じフォルダに入れておくなどの工夫も大切です。
**線がかすれる問題**
Jw_cadの線の色や太さの設定がPDFプリンタにうまく伝わっていない場合があります。プリンタのプロパティで「高品質」や「グラフィック重視」に設定すると直ることが多いです。
**縮尺や用紙サイズがずれる問題**
印刷画面での設定とJw_cad側の「作図用紙サイズ」がちゃんと合っているか必ず確認してください。
トラブルを減らすには、PDFを作った後にAdobe Acrobat Readerなどで実際に開いて、ちゃんと表示されているかチェックするのがおすすめです。
効率よく高品質なPDFを作るコツ
Jw_cad 8.22aで効率的に、きれいなPDFを作るためのコツをいくつか紹介します。
**複数のPDFプリンタを使い分ける**
CubePDFやMicrosoft Print to PDFなど、いくつかのPDFプリンタをインストールしておくと便利です。図面の色合いや細かい文字がつぶれたりしたときに、別のプリンタで試すことができます。
**画像ファイルの扱いに注意**
図面に画像を貼り付けるときは、BMPやJPGといった一般的な形式を選んで、できるだけ図面と同じフォルダに保存しておきましょう。
**設定を保存しておく**
用紙サイズや印刷範囲の設定は、よく使うものをプリセット登録しておくと、毎回設定し直す手間が省けます。8.22a以降は印刷時の動作も速くなっているので、「設定の保存」機能をうまく活用しましょう。
**複数の環境でチェック**
自分のパソコンだけでなく、お客さんや取引先のパソコンでも同じように見えるかどうか、できれば複数の端末でチェックしておくと安心です。
まとめ
Jw_cad 8.22aは印刷機能やファイル管理の面でしっかりと改良されているので、基本的な操作を覚えて、今回紹介したトラブル対策やコツを実践すれば、仕事の効率をぐっと上げることができます。
古いバージョンを使っている場合も基本は同じですが、最新のJw_cadは印刷の安定性やファイル連携の細かい部分でさらに進化しています。もし可能なら、最新バージョンを使ってみることをおすすめします。
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