Jw_cadの影機能について情報をお探しですね。
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JW-CADの影機能を使って日影図を作ろう!
JW-CADは、日本の建築業界でとても人気のある2次元CADソフトです。その中でも「影」の機能、特に日影図を作る機能は、建物を設計するときにとても大切な作業の一つなんです。今回は、JW-CADの影機能について、基本的なことから実際の使い方、法律への対応まで、分かりやすく説明していきますね。
なぜ日影図が大切なの?
建物を設計するとき、その建物が周りにどんな影響を与えるかを知っておくことはとても重要です。特に「日影規制」という法律がある地域では、建物が隣の土地に長時間影を落としてはいけないというルールがあります。
JW-CADの日影図機能を使えば、この法律に合った図面を簡単に作ることができます。日影図があると、建築確認申請という手続きで必要な図面が作れるだけでなく、設計者自身も建物の大きさや配置を上手に決めることができるんです。
また、影がどこまで広がるかが目で見て分かるので、近所の人たちに説明するときにもとても役立ちます。
JW-CADで日影図を作ってみよう
日影図を作るときは、まず「配置図」や「立面図」など、建物の位置や形、高さが分かる図面を準備しましょう。
手順1:真北を設定する
最初に、配置図で「真北」の向きを決めます。上のメニューから「真北コマンド」を選んで、方位線を指定すれば簡単にできます。
手順2:高さの情報を入力する
次に、建物の各部分の高さ(軒の高さや一番高いところの高さなど)を数字で入力していきます。立面図をコピーして使うと便利ですよ。
手順3:形を確認する
高さを入力したら、確認コマンドで自動的に作られる立体図(アイソメ図)をチェックして、形に間違いがないか見てみましょう。
手順4:日影図を作成する
「日影図コマンド」を使って、1時間ごとなど決めた時間の日影ラインを自動で作ります。さらに、指定した時間の間の影の広がりを示す「等時間日影図」も、コマンド一つで描くことができます。
このように、配置図と建物の高ささえ入力すれば、あとは自動的に正確な日影図ができあがるのが、JW-CADのすごいところなんです。
実際に使うときのコツと法律への対応
日影図を作るときは、建築基準法で決められたライン(5mラインや10mラインなど)や、その土地の条件に合わせて細かく作る必要があります。
例えば、建物の一番高いところが10mを超える場合は、より厳しいルールが適用されるので、特に正確な図面が必要になります。線の色やレイヤーを上手に使い分けると、1時間後、2時間5分後、4時間後の影を見分けやすくできますよ。
また、天空率という別の計算が必要な場合も、JW-CADで作ったデータをそのまま使えるので、とても効率的です。
役所に提出したり、お客さんや近所の人に説明したりするための図面は、分かりやすくて正確でなければいけません。JW-CADで作った図面も、最後にしっかりと見直しや調整をするのがポイントです。
他のソフトとの違いって何?
最近は、VectorworksやAutoCADなど、3D設計やBIMに対応したCADソフトでも、プラグインを使って日影計算ができるようになってきました。
例えば、Vectorworksの「A&A SHADOW」や「A&A 天空定規」などは、3Dでの日影計算や複雑な規制、天空率をグラフィカルに表示することもできます。
一方、JW-CADはシンプルな2次元の図面作成に特化していて、次のような良いところがあります:
– 操作が直感的で分かりやすい
– 動作が軽くてサクサク動く
– 無料で使える
– 日本で作られたソフトなので、日本特有の法律にしっかり対応している
– 学習サイトや講習会がたくさんある
また、データの互換性についても、Vectorworksの「JWコンバータ」プラグインを使えば、JW-CADで作った日影図や配置図を活用しながら、3D設計やBIMと組み合わせて使うこともできるんです。
まとめ
このように、JW-CADの「影」機能、特に日影図を作る機能は、日本の建築設計の現場でとても重要な役割を果たしています。操作が簡単で、実際の仕事に使いやすく、法律に合った図面を効率よく作ることができます。
さらに、他のソフトや外部のプラグインとの連携も進んでいるので、設計者のニーズや現場の要求に合わせて、いろいろな使い方ができるようになっています。
これから建築設計を学ぶ人や、申請図面や近所への説明図面作りで困っている人にも、ぜひJW-CADの影機能を使ってみることをおすすめします!
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