Jw_cadの足場図面をお探しですね。

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JW CADで足場図面を描こう!くさび式足場の作図ガイド

建設現場で働く人なら誰でも知っている「足場」。安全で効率的な工事のためには、しっかりとした足場の設計が欠かせません。最近よく使われている「くさび式足場」は、組み立てが簡単で色々な建物に対応できるのが魅力です。

そんな足場の図面を描くのに便利なのが「JW CAD」。無料で使える2次元CADソフトで、鳶職人さんや現場監督、設計者の方々に愛用されています。今回は、JW CADを使って足場図面を上手に描くコツや注意点を、分かりやすく説明していきます。

1. 足場図面って何のために作るの?JW CADを使うメリットは?

足場図面は、現場で実際に足場を組み立てる時の「設計書」のようなものです。どこにどんな部材を使うか、安全設備はどこに付けるか、作業員はどこから出入りするかなど、大切な情報がすべて描かれています。これがあることで、現場のみんなが同じ理解で作業を進められるんです。

JW CADが人気な理由は、まず何といっても無料で使えること!動作も軽くて、日本語にもちゃんと対応しているので使いやすいんです。くさび式足場はもちろん、枠足場や単管足場など、どんなタイプの足場でも自由に描けます。作った図面はPDFに変換するのも簡単なので、現場での打ち合わせや書類作成にもとても便利です。

2. くさび式足場の図面を描いてみよう!基本の手順

JW CADでくさび式足場を描く時は、まず「どんな足場を使うか」と「建物の形」をはっきりさせることから始めます。足場メーカーや部材の種類(例えばダイサン製のビケ足場など)を確認して、部材の正確なサイズを調べておきましょう。

図面には最初に、敷地全体と建物の形、バルコニーなどの出っ張り、お隣との境界線、方位を描きます。そして大事なのが「壁からどのくらい離すか」。通常は壁から300mmくらい離して足場を配置します。

くさび足場の特徴は、部材の長さが決まっていること。1800mm、1200mm、900mm、600mmなど、決められたサイズの部材を組み合わせて使います。だから、これらのサイズに合わせて足場の配置を決めていくんです。角の部分は特に注意が必要で、支柱と布板をうまく組み合わせる必要があります。理想通りにいかない時は、図面にその理由を書いて、現場でどう調整するかを示しておくことが大切です。

3. 法律やルールを守って安全な図面を作ろう

足場の図面を作る時に絶対に忘れてはいけないのが、法律やルールを守ること。特に「労働安全衛生規則」という法律では、支柱の間隔や足場の幅、手すりの高さ、落下防止対策など、安全のための細かい基準が決められています。

図面を提出する時は、これらのルールにちゃんと従っているかチェックされます。壁からの距離、出幅、セットバック部分、幅木やメッシュシートの有無、先行手すりの設置など、安全に関わる部分は図面にはっきりと描いておきましょう。

最近は図面をデジタルで提出することも多く、JW CADで作った図面をPDFに変換して提出するケースもよくあります。現場ごとに条件は違いますが、お客さんの要望に応えつつ、必ず法律に適合した設計にすることが重要です。

4. もっと上手に図面を描くコツと気をつけること

JW CADで足場図面を上手に描くコツは、現場の実際の状況をよく調べて、お客さんとしっかり話し合うこと。例えば、壁からの距離も一律300mmにできるとは限りません。敷地の形や建物の形、バルコニーや出窓などの障害物を現地でちゃんと確認しておくことが大切です。

出入口や窓の位置、周りの道路や隣の建物との関係、階の高さや増築部分との取り合いなども、図面にしっかり書いておきましょう。くさび足場特有の部材の組み合わせも、色々なサイズの布板や支柱を上手く使って、「現場でなるべく加工や調整をしなくて済む配置」を考えることで、作業がスムーズに進みます。

JW CADを使う時のコツとして、部材ごとにレイヤーを分けると編集が楽になります。部材の一覧表や数量表は別の図面として管理しておくと、見積もりや発注にも使えて便利です。トラックボールマウスを使ったり、PDF化する前の最終チェックを忘れずにしたりと、ちょっとした工夫で作業効率がぐんと上がります。

まとめ

足場図面を正確に描くことは、現場の安全と工程管理にとってとても大切です。JW CADは使いやすくてお財布にも優しいので、初心者からベテランまで、多くの人が足場図面作成に活用しています。法律を守り、現場の実情を考慮し、細かい配置や調整を意識して、安全で効率的な工事を実現していきましょう。

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