Jw_cadを使って矩計図を作る方法をお探しですね。
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Jw-cadで作る矩計図(かなばかりず)の基本から活用まで
建築の設計では、たくさんの種類の図面を作って、建物を計画したり工事したりするのに使います。その中でも「矩計図(かなばかりず)」という図面は、建物の断面を詳しく表すとても大切な図面です。特に無料のCADソフト「Jw-cad」を使った矩計図作りは、作図や編集がしやすく、他のソフトとの連携もできるので、多くの人に使われています。今回は、Jw-cadを使った矩計図の基本から実際の作り方、上手な使い方まで分かりやすく説明していきます。
矩計図って何?建築設計での大切な役割
矩計図は、建物を縦にスパッと切って、床や壁、屋根、基礎などがどうなっているかを詳しく描いた図面です。英語では「section detail」と呼ばれていて、特に日本の木造建築では必ず必要な図面とされています。
地下から屋根まで、建物の縦の構造が一目で分かるので、平面図や立面図だけでは分からない細かい部分も、矩計図があればはっきりと理解できます。たとえば、床や壁がどんな材料でできているか、断熱材がどこに入っているか、配管がどう通っているかなど、実際の工事で重要になる情報がぎっしり詰まっています。そのため、建築確認申請を出すときや、現場で工事をするとき、建物のメンテナンスをするときなど、いろいろな場面で矩計図が活躍します。
Jw-cadで矩計図を作るメリット
Jw-cadは無料で使える日本製の2次元CADソフトで、建築関係者にとても人気があります。Jw-cadで矩計図を作る良いところは、まず操作が分かりやすくて、柱や壁などの四角い部材を簡単に描けることです。「矩形コマンド」を使えば、基準点と寸法を指定するだけで、すぐに部材を配置できます。
また、レイヤー機能を使って、構造・仕上げ・寸法・文字などの情報を分けて整理できるので、後で編集や修正をするときもとても楽です。いろいろなテンプレートや図形パーツ、コピー機能などを上手に使えば、違うパターンの部分でも効率よく図面を描けます。
さらに、DXFやDWGなど他のCADソフトで使われるファイル形式にも対応しているので、他の人との図面のやりとりもスムーズです。特に設計から施工まで、いろいろな段階で図面を共有することが多いプロジェクトでは、Jw-cadを使った矩計図作りが仕事の効率アップに大きく役立ちます。
Jw-cadで矩計図を作る実際の流れ
Jw-cadで矩計図を作るときの基本的な手順は、まず基準となる通り芯や柱の位置を描いて、次に床・壁・天井・屋根などの構造部分を寸法や仕様に合わせて描いていきます。矩計図では「寸法を正確に表すこと」が一番大切なので、寸法線コマンドや文字入力機能を使って、詳しい寸法や仕上げの記号、材料名をきちんと書き込みます。
複雑な部分は拡大した詳細図で補足して、断熱材や防水層、下地材・仕上げ材の厚さや位置関係も正確に記入します。Jw-cadでは、すでに作った平面図や立面図からデータをコピーして使えるので、同じことを何度も入力する手間が省けます。よく使う部品は部品ライブラリに保存して、何度でも使い回すこともできます。
レイヤー機能を上手に使って、構造の詳細や設備との取り合いなどを階層分けすれば、見やすくてミスの少ない図面を作ることができます。このように、Jw-cadの便利な機能をフル活用すれば、いろいろなパターンの矩計図も効率よく作れるようになります。
Jw-cadのデータ連携機能と実際の使い方
Jw-cadで作った矩計図は、DXFやJWWなどの形式で保存できるので、他のCADソフトや構造計算ソフト、積算システムとも簡単に連携できます。たとえば、他の設計ソフトとの連携では、Jw-cadの矩計図をレイヤー情報をそのまま保ったまま直接データを移せます。慣れ親しんだJw-cadの操作感を活かしながら、確認申請用の図面や施工図の作成、他の会社との図面共有もスムーズに行えます。
図面の編集や一括修正、変更履歴の管理も簡単なので、設計変更があったときの対応も素早くできます。矩計図に含まれる材料の数量情報をCSV形式で出力すれば、見積もり作業や工事発注前の材料拾いにも活用できます。Jw-cadを中心としたワークフローを作ることで、設計の品質と効率、他のシステムとの連携性を高めることができるのです。
まとめ
Jw-cadを使った矩計図作りは、使いやすさ・詳細さ・他のソフトとの連携のしやすさを活かして、建築設計の強い味方になっています。効率的な図面作成と管理で、仕事の質とスピードをアップさせたい方は、ぜひ活用してみてください。
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