Jw_cadからAutoCADに変換する方法をお探しですね。
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Jw_cadからAutoCADへの変換方法を分かりやすく解説!
Jw_cadは日本でとても人気のある無料の2D CADソフトです。でも、もっと高度な機能を使いたい、海外の会社とも図面をやりとりしたいという理由で、AutoCADに移りたいと考える人も多いんです。ただし、この2つのソフトはデータの形式や使い方が全然違うので、変換するときにはいくつか気をつけるポイントがあります。今回は、初めての人でも分かるように、変換の方法やコツをお話しします。
Jw_cadとAutoCADって何が違うの?
Jw_cadは日本で作られた無料のCADソフトで、操作がシンプルで覚えやすいのが特徴です。小さな会社や個人の設計士さんによく使われています。Jw_cadで使えるファイルの種類は、JWC、JWW、DXF、SFC、P21などがあります。この中でJWCやJWWはJw_cad専用の形式で、DXFは他のCADソフトでも使える共通の形式です。
一方、AutoCADはアメリカのAutodesk社が作った有料のCADソフトで、世界中で使われています。建築から機械設計まで、いろんな分野で活躍しているんです。AutoCADでよく使われるファイル形式は、DWGとDXFです。DWGはAutoCAD専用、DXFは他のCADソフトとデータをやりとりするための形式です。
実は、このDXFがJw_cadからAutoCADにデータを移すときの「架け橋」になってくれるんです。2つのソフトは作られ方が違うので、そのままではファイルを開くことができません。だから、変換作業が必要になるわけです。
機能や使い方の違いも知っておこう
Jw_cadは無料なのに、図面を描くのに必要な機能がしっかり揃っています。操作も分かりやすくて、レイヤーの設定や複数の図面を同時に扱うこともできます。ただし、基本的には2D(平面)の図面を描くのが得意で、3D(立体)の機能は限られています。最近は簡単な立体表示もできるようになりましたが、本格的な3D設計には向いていません。
AutoCADは2Dはもちろん、本格的な3D設計もできる高機能なソフトです。会社同士でデータをやりとりしたり、BIM(建物の情報管理システム)にも対応していて、プロの現場で重宝されています。世界標準のソフトなので、海外の会社とも簡単にデータ交換ができます。値段は高いですが、その分できることも多く、仕事の効率もぐんと上がります。
実際の変換手順をやってみよう
Jw_cadで作った図面をAutoCADで使うには、「DXF形式」に変換するのが一番確実な方法です。DXFはAutoCADでも読み込めるファイル形式で、Jw_cadにも標準でDXF出力機能が付いています。
変換の手順はこんな感じです:
1. Jw_cadで図面を開いて、「ファイル」→「名前を付けて保存」を選びます
2. 保存形式で「DXF」を選択します
3. DXFのバージョン(R12、R14、2000など)を選びます。使うAutoCADのバージョンに合わせるのがポイントです
4. 保存したDXFファイルをAutoCADで開きます
5. 図面をチェックして、必要があれば修正します
ただし、Jw_cadの特別な機能や設定、寸法線、文字のフォントなどは、DXF変換のときに正しく引き継がれないことがあります。だから、変換した後は必ずAutoCAD側で図面をチェックして、おかしなところがないか確認してくださいね。線の太さや色が変わってしまうこともあるので、注意が必要です。
変換するときの注意点とスキルアップのコツ
Jw_cadとAutoCADは生まれも育ちも違うソフトなので、100%完璧に変換するのは難しいのが現実です。でも、基本的な変換方法を覚えておけば、データの移行はスムーズにできるようになります。
変換することを考えて図面を描くなら、Jw_cadでもなるべく標準的な設定を使って作図するのがおすすめです。特殊な機能を使いすぎると、変換したときに問題が起きやすくなります。
就職や転職を考えている人には、Jw_cadとAutoCADの両方が使えるというのは大きな武器になります。ファイル変換のスキルも、違う会社との協力や仕事の効率化に直結するので、とても価値があります。セミナーや講座を受けて、実践的な知識を身につけておくのもいいですね。
これからもいろんなCADソフトが登場して、データ変換の需要はますます高まると思います。柔軟に対応できる知識と技術を身につけておけば、きっと仕事の幅も広がるはずです。
まとめ
Jw_cadからAutoCADへの変換は、DXF形式を使うのが一番現実的な方法です。完璧な変換は難しいけれど、基本的な手順と注意点を理解しておけば、スムーズにデータを移すことができます。
CADソフトがどんどん多様化する中で、基礎知識と実践的な変換テクニックを覚えておくことで、仕事の可能性と効率は大きく広がります。この記事が、皆さんのCADライフに少しでもお役に立てれば嬉しいです!
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