JWWをSketchUpに貼る方法をお探しですね。

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JWWからSketchUpへ!図面を3Dにする簡単な方法

日本でよく使われている2DのCADソフト「Jw_cad(JWW)」で作った図面を、3Dモデリングソフト「SketchUp」に取り込んで立体化したい!そんな時に役立つ方法をご紹介します。

建築やインテリアを学んでいる学生さんや、お仕事で設計をされている方なら、平面図から3Dモデルを作って日当たりをチェックしたり、デザインを検討したりする機会がきっとあるはず。でも「JWWのデータをSketchUpで使うにはどうすればいいの?」と困ったことはありませんか?

実は、とても便利な方法があるんです!

JWWとSketchUpをつなぐ「魔法のツール」

普通、JWWで作った図面ファイル(.jww)をSketchUpで開こうとしても、そのままでは読み込めません。SketchUpの有料版なら「DXF」という形式に変換すれば取り込めますが、無料版では標準機能だけでは難しいのが現状です。

そこで登場するのが「RSJww」というプラグイン!これは建築業界でも「神ツール」と呼ばれるほど便利で、しかも無料で使えます。JWWとSketchUp、両方のソフトにこのプラグインを入れることで、図面データを簡単にやり取りできるようになります。

面倒な変換作業なしで、直接データを受け渡せるのが最大の魅力です。

RSJwwプラグインを導入してみよう

まずはプラグインをダウンロードしましょう。公式の案内ページ(halu-ie.comなど)からZIPファイルをダウンロードして解凍すると、「JWW用」と「SketchUp用」の2つのファイルが入っています。

**JWW側の設定:**
JWW用のファイルを、JWWの「外部変形」が入っているフォルダにドラッグ&ドロップするだけ。

**SketchUp側の設定:**
SketchUp用のファイルを「Plugins」フォルダに同じようにドラッグ&ドロップ。

インストールが成功すると、JWWでは外部変形の一覧に、SketchUpではツールバーに「JW」のマークが表示されます。これが確認できればOKです!

注意点として、SketchUp Make 2017のデスクトップ版での動作が確実です。新しいWeb版などでは動かない場合もあるので、バージョンをチェックしておきましょう。

実際に図面を移してみよう

JWW側での操作

1. **準備**:取り込みたくない線や文字は非表示にしておきます
2. **外部変形を実行**:「G」キーを押して「RSJww~吐き出し専用」を選択
3. **基準点を決める**:貼り付けの起点となる場所をクリック
4. **範囲選択**:取り込みたい図面の範囲を左クリック→左クリックで指定
5. **確定**:選択を確定すると、データが一時保存されます

必要な部分だけを選ぶのがコツ。あとで整理する手間が省けます。

SketchUp側での操作

1. **プラグイン実行**:ツールバーのRSJwwアイコンをクリック
2. **設定選択**:「レイヤ別にグループ化」や「面の生成」などのオプションを選択(初めての場合はシンプルな設定がおすすめ)
3. **実行**:「OK」を押すと、JWWの図面が2D図形としてSketchUpに貼り付けられます

貼り付け後は、寸法線など不要な部分を削除して整理しておくと、作業しやすくなります。

もっと上手に使うためのコツ

RSJwwは基本的に「線」の情報を移すツールですが、設定によって「面」も作れます。ただし、細かい部分まで面ができてしまうことがあるので、最初は線だけで貼り付けて、必要に応じて後から面を作る方が効率的です。

**建築設計で特に便利な機能**
「真北方向」の情報もJWWからSketchUpに引き継げます。これがあると、日照検討の時に建物を手動で回転させる必要がなくなって、とても楽になります。JWW側で真北線を描いておいて、一緒に貼り付けるのがおすすめです。

**レイヤやグループの使い分け**
プロジェクトが複雑な場合や、チームで作業する時はレイヤ分けやグループ化を活用しましょう。個人で簡単な検討をする場合は、シンプルな設定の方が使いやすいです。

まとめ

JWWで描いた図面をSketchUpで3D化する作業が、RSJwwプラグインのおかげでずっと簡単になりました。面倒な変換作業なしで、すぐに立体的な検討やプレゼンテーションに移れるのは本当に便利です。

しかも無料で使えるので、学生さんや個人で設計をされている方にもおすすめ。建築やインテリアの勉強・お仕事をされている方は、ぜひ一度試してみてください。

慣れてくると、平面図から3Dモデルまでの流れがスムーズになって、設計の幅がぐっと広がりますよ!

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