DWGをJWWに変換する方法をお探しですね。

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dwgからjwwへの変換って何?CAD初心者にも分かりやすく解説

CADで図面を作っていると、「この図面、違うソフトで開いてもらいたいんだけど…」なんて場面、よくありますよね。特に「dwgからjwwへの変換」は、設計の現場でよく必要になる作業の一つです。でも、実際にやってみると「あれ?うまくいかない…」ということも多いんです。

今回は、そんなファイル変換について、初心者の方にも分かりやすく説明していきます!

dwgとjww、この2つの違いって何?

まず、この2つのファイル形式について簡単に説明しますね。

**dwgファイル**は、AutoCADという有名なCADソフトで使われている形式です。世界中で使われていて、CAD業界では「みんなが知ってる形式」みたいな存在。ただし、AutoCAD社が作った独自の形式なので、詳しい仕様は公開されていません。

一方、**jwwファイル**は、日本で生まれた無料CADソフト「Jw_cad」の形式です。特に日本の建築業界では「知らない人はいない」というくらい有名で、多くの設計者が愛用しています。

dwgは3Dや複雑なデータも扱えるリッチな形式、jwwは2D図面をシンプルに扱うのが得意、という特徴があります。でも、この2つは全く別の形式なので、そのままでは互いに開くことができません。だから変換が必要になるんですね。

変換する方法は主に3つ

dwgファイルをjwwファイルに変換する方法は、大きく分けて3つあります。

1. 専用の変換ソフトを使う

「Any DWG to JWW Converter」のような専用ソフトを使う方法です。変換の精度が高くて、たくさんのファイルを一度に変換できるものもあります。ただし、有料のものと無料のものがあるので、予算に合わせて選ぶ必要があります。

2. DXF形式を経由する

dwg → DXF → jwwという風に、DXF形式を間に挟んで変換する方法です。DXFは多くのCADソフトが対応している汎用的な形式なので、比較的簡単に変換できます。でも、複雑な図面だと線の種類が変わったり、レイヤーが崩れたりすることがあります。

3. オンラインサービスを利用する

インターネット上で変換してくれるサービスを使う方法です。ソフトをインストールする必要がないので手軽ですが、大きなファイルや機密性の高い図面を扱う時は注意が必要です。

変換する時に気をつけたいこと

変換作業は「ボタンを押せば完璧!」というわけにはいかないことが多いです。気をつけたいポイントをいくつか紹介しますね。

**図形や文字が変わってしまうことがある**
dwgとjwwでは対応している機能が違うので、複雑な図形や特殊な文字スタイルがうまく変換されないことがあります。特にAutoCADの「ブロック」という機能や、ハッチング(斜線などの模様)は要注意です。

**日本語の文字化けに注意**
日本語が含まれている図面では、文字化けや文字の位置がずれることがあります。変換後は必ず文字の部分をチェックしましょう。

**レイヤーの整理が必要かも**
レイヤー(図面の階層)の数が多いと、変換後に整理が必要になることがあります。

変換が終わったら、必ず図面全体を確認して、おかしなところがないかチェックすることが大切です。問題があれば手作業で修正する必要があります。

もっと効率的に変換するには

変換作業を頻繁に行う場合は、いくつかコツがあります。

**手順をマニュアル化する**
「この設定で変換すればうまくいく」というやり方を見つけたら、メモしておきましょう。同じ作業を繰り返す時に時間短縮になります。

**協力会社と相談する**
他の会社とやり取りする時は、「どの形式で渡すのがベストか」を事前に相談しておくと、お互いに楽になります。

**新しいCADソフトも検討してみる**
最近は、dwgとjww両方に対応したCADソフトも増えています。BricsCADやIJCADなどがその例です。

これからどうなる?

CAD業界は常に進歩していて、BIM(3次元の建物情報モデル)のような新しい技術も普及しつつあります。でも、現在でもdwgとjwwの変換は多くの現場で必要とされていて、この状況はしばらく続きそうです。

変換のコツを覚えておくことは、設計の仕事をスムーズに進めるためにとても大切です。最初は戸惑うかもしれませんが、慣れてくればそれほど難しい作業ではありません。

ぜひ、この記事を参考に、変換作業にチャレンジしてみてくださいね!

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