CADで足場図面の書き方をお探しですね。

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CADで足場図面を描こう!初心者でもできる基本から実践まで

建設現場で働く皆さん、足場図面の作成で困ったことはありませんか?「CADで足場図面ってどうやって描くの?」「何から始めたらいいの?」そんな悩みを持つ現場監督さんや施工管理者さんは意外と多いんです。

この記事では、よく使われるくさび式足場を例に、CADで足場図面を作る方法を分かりやすく説明します。正しいやり方を覚えて、安全で作業しやすい図面を効率よく作れるようになりましょう!

まずは基本を押さえよう!足場の種類と必要な情報

CADで図面を描き始める前に、まずは足場について基本的なことを整理しておきましょう。

足場にはいくつか種類があります:
– **くさび式足場**:住宅や中低層の建物によく使われる
– **単管足場**:パイプを組み合わせて作る昔ながらの足場
– **枠組足場**:大きな建物でよく見かける足場

この中でも、くさび式足場は組み立てが簡単で安全性も高いので、最近よく使われています。

図面に描く時に必要な情報は:
– 足場の種類と規格の寸法(柱と柱の間隔、足場の幅など)
– つなぎの金具や壁との接続部分
– 安全設備(手すり、足元の板、落下防止ネットなど)の場所

**要注意!** メーカーによって部材のサイズや仕様が違います。必ずどこのメーカーの足場を使うか確認して、正確な寸法を調べておきましょう。

現場調査が成功のカギ!実際に見て測って記録しよう

足場図面がうまく描けるかどうかは、事前の現場調査にかかっています。設計図面と実際の建物が違うことはよくあるので、必ず現地に行って確認しましょう。

**現場で確認すべきポイント:**
1. 建物の形・外回りの寸法・高さ
2. 出っ張っている部分(窓、出窓、ひさしなど)
3. 敷地の境界線や隣の建物、邪魔になりそうなもの
4. エアコンの室外機や配管の位置
5. 地面の高低差や傾き

これらをしっかり測って、スケッチを描いたり、写真を撮ったり、メモを取ったりして記録しておきます。この作業を手抜きすると、後で「足場が組めない!」なんてトラブルになってしまうので要注意です。

いよいよCADで図面作成!手順とコツを紹介

それでは、実際にCADで足場図面を描く手順を見ていきましょう。

ステップ1:基本情報を描く

– 北の方向(方位)を入れる
– 敷地の境界線を描く
– 道路や隣の家との位置関係を描く

ステップ2:建物を描く

– 建物の平面図(上から見た図)を描く
– 立面図(横から見た図)も用意する

ステップ3:足場の位置を決める

– 建物と足場の間隔は基本的に300mm空ける(作業内容によって調整)
– 足場の幅(だいたい600mm程度)を考えて配置ラインを引く
– 建物の周りに足場の中心線を描く

ステップ4:詳細を描き込む

– 柱の間隔(例:1800mmピッチ)を決める
– 作業する床の高さを決める
– 階段や安全設備の位置も忘れずに!

ステップ5:寸法と記号を入れる

– 正確な寸法をmm単位で記入
– 部材の記号や規格番号も書く
– 立面図には床の高さ、柱の本数、安全設備の高さも書く
– 見やすい説明(凡例)と注意事項を付ける

**コツ:** コーナー部分やバルコニーなど特殊な場所は、使える部材で対応できるように丁寧に計画しましょう。

安全第一!法律を守って実用的な図面を作ろう

足場図面を描く時は、安全性と法律を守ることがとても大切です。

法律で決められていること

– 労働安全衛生規則
– 仮設工業会の技術基準

これらに従って、手すり・足元の板・先行手すりなど、法律で決められた安全設備は必ず図面に描きましょう。特に両面に足場がある場合や高いところでの作業がある場合は、追加の安全設備が必要になることもあります。

その他の注意点

– **敷地境界**:隣の土地に足場がはみ出さないよう注意!どうしてもはみ出す場合は、事前に相談を
– **見やすさ**:現場の作業員が実際に使うので、分かりやすい図面にする
– 部材ごとに色を変える
– 間隔を統一する
– 説明を統一する

トラブルを防ぐためにも、完成した図面は必ず誰かにチェックしてもらいましょう。

まとめ

足場図面をCADで作る基本的な流れは:

**足場の種類を把握** → **現場調査** → **正確な図面作成** → **安全・法律チェック**

この順番で進めていけば、初心者でもしっかりした足場図面が作れるようになります。現場ごとに条件が違うので、正確で分かりやすい図面作りを心がけてくださいね。

最初は大変かもしれませんが、慣れてくればきっとスムーズに作れるようになりますよ!

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