Jw_cadで座標を使って図を書く方法をお探しですね。
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Jw_cadで座標を使って正確な図面を描く方法をやさしく解説
Jw_cad(通称JWW)は、日本で一番使われている無料の2次元CADソフトです。家の設計や土木工事の図面作りなど、いろんな現場で活躍していて、操作が簡単で自分好みにカスタマイズできるところが人気の秘密です。
その中でも「座標」を使って図を描く方法は、測量図や敷地図のような正確さが必要な図面には絶対に覚えておきたいテクニックです。今回は、Jw_cadで座標を使って図形を描く方法を、初心者の方にもわかりやすく説明していきます。
なぜ座標を使って図面を描く必要があるの?
座標というのは、地図上の点の位置を数字(X座標、Y座標)で正確に表したものです。特に土地の図面や測量図では、実際に測った結果をCAD図面にきちんと反映させることがとても大切です。
マウスでなんとなく位置を合わせていると、ちょっとずつのズレが積み重なって、最終的に大きな間違いになってしまうことがあります。でも座標を使えば、測量で得られた正確な数値をそのまま図面にできるので、位置がぴったり合うし、作業もずっと効率的になります。
Jw_cadは座標での入力にもしっかり対応しているので、正確な図面を作るなら座標を活用するのがポイントなんです。
Excelのデータから座標ファイルを作ってみよう
実際の現場では、測量結果がExcelファイルにまとめられていることが多いです。このデータをJw_cadで使えるようにするには、まずテキストファイルに変換する必要があります。
やり方は簡単です。Excelで整理された「点の名前」「X座標」「Y座標」のデータをコピーして、Windowsの「メモ帳」に貼り付けます。この時、X座標とY座標の間は「Tab(タブ)」か「半角スペース」で区切るのがルールです。
点の名前が必要ない場合は、「X座標、Y座標」だけを並べればOKです。できたテキストファイルは、Jw_cadで読み込むための座標ファイルとして保存しておきましょう。
Excel側で点の順番を整理したり、最初の点に戻るように調整しておくと、Jw_cadでの作業がもっとスムーズになります。
Jw_cadで座標ファイルを読み込んで図形を描いてみよう
座標データの準備ができたら、いよいよJw_cadで図面を描いていきます。
まずJw_cadを開いて、「メニューバーの[その他]から[座標ファイル]」または「ツールバーの座標アイコン」をクリックします。画面に表示されるコントロールバーで「新規ファイル」や「ファイル名設定」を使って、さっき作ったテキストファイルを選んで「開く」をクリックしましょう。
ここで大切なポイントが2つあります:
**1. 単位の設定**
土地の座標は通常メートル単位なので、コントロールバーの「mm単位読書」を「m単位読書」に変更してください。
**2. 座標の読み込み方**
「YX座標読込」を選ぶのがとても重要です。測量で使う座標とJw_cadの座標では、X(横)とY(縦)の扱い方が逆になっていることが多いんです。間違って他の読み込み方法を使うと、図形が変な向きになってしまいます。
設定が完了すると、マウスポインタの近くに敷地図のプレビューが表示されます。好きな場所でクリックすれば、そこに図形が描かれます。
座標入力で気をつけたいポイントとコツ
Jw_cadは他のCADソフトと比べてシンプルな作りになっています。最初は「原点」(基準となる点)が設定されていないので、自分で決める必要があります。
図形の始まりの点を決めて、その点を原点(0,0)として図面上にマークしておくのがおすすめです。
複数の座標点で囲まれた図形を描く時は、次のことを必ずチェックしましょう:
– 始点と終点がちゃんと一致している
– データの順番が正しい
もし図形の一部が抜けていたり、向きが間違っていたら、テキストファイルと読み取り方法の両方をもう一度確認してみてください。線が途切れてしまった場合は、Jw_cadで後から線を追加で引き直すこともできます。
座標を使った作図はとても正確ですが、「原点」の扱いに慣れるまでは少し戸惑うかもしれません。座標ファイルだけでなく、普通の作図でも相対距離(オフセット)を使うなど、Jw_cad独特の入力方法に慣れておくと、もっと使いやすくなります。
まとめ
Jw_cadで座標を使った図形作成について、詳しく説明してきました。測量図や外部の座標データを正確に図面にしたい時は、事前のデータ整理と正しい読み込み手順がとても大切です。
基本をしっかり理解すれば、Jw_cadの使いやすさと軽快さを活かして、正確な図面を素早く作れるようになります。ぜひチャレンジしてみてくださいね!
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