Jw_cadの2.5D機能について情報をお探しですね。
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JW_CADの2.5D機能を使ってみよう!立体的な図面が簡単に作れる便利な機能
JW_CAD(JWWやjwcadとも呼ばれています)は、日本でとても人気のある無料の2次元CADソフトです。建築や土木、電気設備など色々な分野で使われていて、無料なのに機能がたくさんあるので、プロの人から初心者まで多くの人に愛用されています。
そんなJW_CADに「2.5D」という機能があることを知っていますか?この機能を使うと、普通の平面図に立体感を加えることができるんです。今回は、この2.5D機能について詳しく説明していきますね。
2.5Dって何?2次元と3次元の中間的な表現方法
「2.5D」と聞いて、「何それ?」と思う人も多いでしょう。3D(3次元)はよく聞きますが、2.5Dは2D(2次元)と3D(3次元)の中間にある表現方法のことです。
JW_CADは本来2D専用のソフトですが、2.5D機能を使うと平面図に「高さ」の情報を加えて、簡単な立体表現を作ることができます。つまり、平べったい図面に少し”奥行き”や”高さ”をプラスして、立体的に見せることができるんです。
本格的な3D CADソフトのように複雑な立体操作はできませんが、手軽に立体感を表現したいときや、斜めから見た図(パースやアイソメ図、鳥瞰図など)を作りたいときにとても便利です。プレゼンや図面の説明をするときに、見た人にとって分かりやすくなりますよ。
2.5D機能の使い方を覚えよう
2.5D機能を使うのは意外と簡単です。まずは普通に平面図(例えば四角形)を描きます。その後、ツールバーの「2.5D」ボタンを押すか、メニューバーの「その他」→「2.5D」を選んで機能を呼び出します。
次に、図形に「高さ」を入力します。例えば、四角形に高さ2000mmを指定すると、図面上に立方体として表示されます。このとき注意したいのが単位設定です。図面を作るときに設定した単位(mmまたはm)と合っているか確認してください。単位がずれると、思っていたのと違う大きさになってしまいます。「設定」→「基本設定」→「一般(2)」で「m単位入力」にチェックが入っているかチェックしましょう。
数値を入力したら、図面上で線の端点などをクリックして2.5D化を進めていきます。点ごとに高さを指定できるので、複雑な形でも立体表現が可能です。
2.5D化した図形は、「鳥瞰図(上から斜めに見た図)」「アイソメ図(等角投影図)」「透視図(遠近感がある図)」などに簡単に切り替えられます。コントロールバーの「回転」や「移動」ボタンを使えば、好きな角度から立体を確認できるので、とても便利ですね。全部終わったら「作図」ボタンを押して2.5D図形として完成です。
どんなことができる?2.5Dの活用例
JW_CADの2.5D機能は、アイディア次第で色々な使い方ができます。
建築の設計図なら、平面図から簡単に建物の外観やパース図を作ることができます。建物の形や部屋の配置を上から斜めに見た鳥瞰図にしたり、設備や装置の配置をアイソメ図で分かりやすく表現したりできます。
特に透視図に切り替えると、実際に見えるのに近い感じになるので、お客さんや一緒に働く人への説明がとても分かりやすくなります。2.5D化した図形は「塗りつぶし」や色付け、線の種類を変えることもできるので、見た目をもっと良くすることも可能です。
ただし、ここで作れる立体表現は「簡易的」なものです。本格的な3Dソフトのような複雑な陰影や動きのある表現はできませんが、CAD初心者でも直感的に使えて、”普通の2Dとはちょっと違う”図面がすぐに作れるのが2.5Dの一番の魅力です。社内資料や検討図、簡単な建築パースなど、色々な場面で活用できますよ。
使うときの注意点とコツ
JW_CADの2.5D機能はとても便利ですが、上手に使うためのポイントがいくつかあります。
まず大切なのは、2.5D化した図形は必ず別のレイヤーで管理することです。平面図と同じレイヤーに立体化した図形を描いてしまうと、図面がごちゃごちゃになって、後で編集や修正が大変になってしまいます。必ず新しいレイヤーを作って、きちんと整理して配置しましょう。
また、2.5Dの透視図やアイソメ図は、見る角度によっては図形が歪んで見えたり、どっちが手前でどっちが奥なのか分からなくなったりすることがあります。他の人に説明するときや印刷するときは、線の太さや色、塗りつぶしを工夫して、立体感が分かりやすくなるように気をつけてください。特にプレゼンで使う場合は、見慣れていない人でも一目で分かるような色分けや説明を加えることが大切です。
最後に覚えておいてほしいのは、2.5Dは本格的な3Dソフトの代わりにはならないということです。あくまでも簡単な表現やイメージを伝えるための補助的な機能として考えましょう。
でも、CADに慣れていない人が「とりあえず立体感を伝えたい」というときには、JW_CADに2.5D機能があることはとても便利です。無料で軽快に動くJW_CADの2.5D機能をうまく使って、あなたの設計やプレゼンテーションをもっと分かりやすく魅力的にしてみませんか?
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