DWGファイルを開く方法をお探しですね。
CADを使った仕事や勉強をしていると、「.dwg」というファイルを開かなければならないことがよくあります。でも、専用のソフトが入っていないパソコンだったり、ちょっと見るだけで十分だったりと、いろんな状況がありますよね。この記事では、DWGファイルを開く方法について、基本的なことから無料・有料のツール、使う時の注意点まで分かりやすく説明していきます。
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DWGファイルって何?どんな時に使うの?
DWGファイルは、AutoCADなどのCAD(コンピュータで設計をするソフト)で作られるファイルの形式です。2Dの図面や3Dの立体モデルなど、設計に関するたくさんの情報を保存できるのが特徴です。建物の設計、機械の設計、道路や橋の設計、地図データなど、いろんな分野で使われています。
ただし、DWGファイルにはたくさんの情報が詰まっているので、作ったソフトと違う環境で開こうとすると、うまく表示されなかったり開けなかったりすることがあります。また、大切な設計データなので、勝手に見られないようにパスワードがかかっていることもあり、取り扱いには注意が必要です。
DWGファイルを開く方法はいろいろある
DWGファイルを開く方法はたくさんあります。一番確実なのは、本家のAutoCADや似たようなCADソフトを使うことですが、お金がかかったり、パソコンにインストールするのが大変だったりします。
そんな時に便利なのが、無料の「DWGビューアー」という見るだけ専用のソフトです。例えば「DWG TrueView」は、AutoCADを作っているAutoDesk社が無料で提供しているソフトで、DWGファイルをきれいに表示できます。ただし、ファイルを編集したり、他の形式に変換したりするのには制限があります。
他にも「ABViewer」や「CST CAD Navigator」などの市販ソフトもあります。これらはいろんな機能が使えて対応しているファイル形式も多いのですが、多くは有料です。大切なのは、自分が何をしたいかに合わせて、ぴったりの方法を選ぶことです。
インターネットで使える無料のDWGビューアーが便利
最近では、インターネットにつながっていれば、ソフトをインストールしなくてもDWGファイルを見ることができる「オンラインビューアー」が増えています。
「ShareCAD」はその代表的なサービスで、50MBまでのDWGファイルやその他のCAD・3D・画像ファイルにも対応しています。ファイルをドラッグ&ドロップするだけで、すぐに内容を見ることができます。しかも、WindowsでもMacでも、スマホでもタブレットでも使えるのが嬉しいポイントです。
できることには制限もありますが、ちょっと中身を確認したい時や、他の人とファイルを共有したい時にはとても便利です。ウェブサイトに埋め込んで使うこともできるので、学校の授業や設計資料の確認などにも活用されています。
ファイルを保存したり変換したりする時の注意点
DWGファイルを見るのは簡単になりましたが、保存したり、他の形式に変換したり、他の人と共有したりする時には気をつけることがあります。
ビューアーによっては見るだけで保存ができないものもありますし(DWG TrueViewなど)、変換した時に一部の情報が失われてしまう可能性もあります。特に、パスワードがかかっているファイルや、会社の重要なファイルは、きちんとした手続きを踏んで扱う必要があります。
また、無料のオンラインサービスを使う時は、アップロードしたデータがどう扱われるか(他の人に見られないか、サーバーにどのくらい保存されるかなど)をしっかり確認しましょう。いくつかの方法を試してみて、自分に一番合ったやり方を見つけることが大切です。
まとめ
このように、DWGファイルを開く方法はたくさんあり、それぞれにメリットと注意点があります。何のために使うのか、セキュリティはどの程度必要かを考えて、自分にぴったりのツールやサービスを選ぶことが、CADファイルをうまく活用するコツです。
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