Jw_cadでの足場図面の書き方をお探しですね。
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Jw_cadで作る足場図面の描き方ガイド
建設現場で安全に作業するために、足場図面はとても大切です。でも「どうやって描けばいいの?」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。今回は、よく使われているJw_cad(JWW形式)で足場図面を描くコツを、分かりやすく説明していきます。
まずは基本情報をしっかり集めよう
足場図面を描く前に、必要な情報をきちんと集めることが大切です。
**足場の種類を確認しよう**
足場には色々な種類があります。クサビ式、枠組足場、単管足場など、それぞれサイズや組み方が違うので、どの足場を使うかをはっきりさせましょう。メーカー名や型番(例:ダイサン・ビケ足場など)も分かれば、部材の大きさがすぐに決まります。
**建物と敷地の情報をチェック**
– 建物の階数や用途
– バルコニーがあるかどうか
– 敷地の形や境界線
– 道路との関係
– 方位(北はどっち?)
**安全基準と条件も忘れずに**
労働安全衛生規則などの決まりや、お客さんからの要望(壁からどのくらい離すかなど)も最初に確認しておきましょう。
Jw_cadで平面図を描いてみよう
1. 建物の図面を取り込もう
まず、建物の設計図をJw_cadに読み込みます。PDFやCADデータなど、いろいろな形式に対応していますが、縮尺がずれないよう注意しましょう。
2. 足場の位置を決めよう(割付け)
建物の壁から足場をどのくらい離すか(350mmや600mmなど)を決めて、支柱(建地)の位置を仮の線で描いていきます。足場の幅は600mmや900mmが一般的です。
**ポイント**
– コーナーや階段、窓などの特別な場所も忘れずに
– 足場メーカーによって部材の長さが違うので、微調整が必要
– 作業する人が通る道も考えて配置する
3. 寸法を入れよう
現場で使いやすいように、必要な寸法を入れていきます。
– 壁の中心から支柱の中心まで
– 支柱と支柱の間隔
– 壁から足場の端まで
立面図・断面図も作ってみよう
平面図ができたら、今度は横から見た図(立面図)と縦に切った図(断面図)を作ります。
コピー機能を活用しよう
Jw_cadのコピー機能を使って、平面図の支柱位置を立面図にも使えます。時間短縮になって便利です。
高さを決めよう
– 各支柱の高さ
– つなぎ目(ジョイント)の位置
– 一番上の床板の高さ
– 手すりの高さ(建物の一番高い所から900mm以上必要)
安全設備も描こう
– 階段やはしご
– 落下防止ネット
– 壁との固定部分
敷地に傾斜がある場合や、建物の階の高さが違う場合は、それに合わせて調整してくださいね。
Jw_cadをもっと便利に使うコツ
ブロック図形を活用しよう
よく使う部材(支柱、手すりなど)は「ブロック図形」として登録しておくと、コピーや配置がとても楽になります。
レイヤを使い分けよう
– 平面図用
– 立面図用
– 詳細図用
このように分けておけば、編集や表示の切り替えがスムーズです。線の色や種類も変えておくと、さらに分かりやすくなります。
見やすい図面にしよう
– 寸法や注意書きは読みやすい場所に
– 現場で使う人のことを考えた配置
– PDF出力して関係者と共有
便利ツールも使ってみよう
Jw_cad用の拡張ツールを使えば、寸法の割り付けや部材の集計も自動でできるようになります。
まとめ
足場図面作りは最初は難しく感じるかもしれませんが、以下のポイントを押さえれば大丈夫です。
1. **基本情報をしっかり集める**
2. **正確な寸法で割り付ける**
3. **レイヤや部材を上手に管理する**
4. **分かりやすい注記と寸法を入れる**
5. **修正しやすいように作る**
Jw_cadの機能を上手に使って、現場で本当に役立つ図面を作ってくださいね。安全で使いやすい足場のために、丁寧に図面を描くことが大切です。
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