Jw_cadで足場の書き方をお探しですね。
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Jw_cadで足場図面を描こう!初心者でもわかる作成ガイド
建設現場で必ず必要になる足場図面。安全で確実な工事を進めるためには、正確な図面作成が欠かせません。建築業界でよく使われている「Jw_cad」で足場の描き方をマスターできれば、現場監督や設計者、職人さんにとって大きな武器になります。
この記事では、Jw_cadを使った足場図面の基本的な作り方から実際の描き方、現場で役立つテクニックまで、わかりやすく説明していきます。これから足場図面を描き始める人や、もっと上手になりたい人にぜひ読んでもらいたい内容です。
まずは準備から!足場図を描く前にやっておくこと
Jw_cadで足場図面を描き始める前に、どんな足場を描くのかをはっきりさせましょう。足場にはいろんな種類があります。「くさび緊結式足場(ビケ足場)」「枠組足場」「単管足場」などがあり、それぞれサイズや決まりごとが違います。
例えば、ビケ足場なら幅が600mmで、部材の間隔や高さもメーカーによって決まっています。こうした基本情報をしっかり調べておくことが大切です。
次に、足場を設置する建物について詳しく調べます。建物の形や大きさ、周りの状況、工事の進め方など、現地で実際に確認した情報をまとめておきましょう。特に重要なのは:
– 建物がどちらを向いているか(方角)
– 敷地の境界線
– 建物の高さ
– ベランダがあるかどうか
また、建物の壁から足場をどのくらい離すか(クリアランス)も、お客さんや関係者と事前に決めておきます。
これらの準備ができたら、Jw_cadを開いて図面の大きさや縮尺を設定し、作図をスタートしましょう。
実際にJw_cadで足場図面を描いてみよう
1. 建物の形を描く
まずは建物の輪郭線を描いて、平面図のベースを作ります。これが足場を配置するための基準になります。
2. 足場の外側のラインを決める
建物から一定の距離(だいたい300mm程度)を空けて、足場の外側のラインを描きます。建物の角やベランダなどの出っ張った部分では、特別な部材(ブラケットや張り出し)が必要になるので注意しましょう。
3. 足場の詳細を描き込む
– 足場の幅(標準は600mm)
– 支柱の間隔(ビケ足場なら約1800mmピッチ)
– 各階の高さ
これらをJw_cadの線分や四角形、円などの機能を使って正確に配置していきます。
4. 安全対策も忘れずに
足場には安全のための設備も必要です:
– 階段
– 朝顔(防護棚)
– 幅木(足元の板)
– メッシュシート
これらも図面に描き込みましょう。
5. レイヤー機能を活用しよう
Jw_cadのレイヤー機能を使えば、建物・足場本体・安全対策・寸法線などを分けて管理できます。後で修正するときや、見やすい図面を作るのにとても便利です。
立面図や詳細図が必要なときは、別のレイヤーや別のファイルに描き分けて、現場の人たちと情報を共有しましょう。
法律や安全基準も大切なポイント
足場図面を描くときは、法律で決められたルールや安全基準を守らなければいけません。主なポイントは:
基本的な決まりごと
– 支柱の間隔
– 布材(横の部材)の高さ
– 手すりの位置
– 幅木の設置
– 壁つなぎの間隔(通常5.5m以内)
– 落下防止策(朝顔、メッシュシートなど)
寸法の基準
– くさび式足場:支柱間隔は1800mmが標準
– 壁面との距離:300mmが基本(作業しやすさに応じて±100mm程度の調整あり)
敷地の問題
足場が敷地の境界を越えてしまう場合は、事前にお客さんや隣の土地の人と相談が必要です。
Jw_cadで図面を描くときは、これらの基準がちゃんと守られているか、わかりやすく書かれているかを確認しましょう。図面に説明や注意事項、基準値を書き込んでおくと、お客さんや協力会社との打ち合わせがスムーズに進みます。
もっと効率よく足場図を描くコツ
よく使う部品は保存しておこう
Jw_cadの「部品登録」機能を使って、よく使う足場の部材(支柱、布材、手すり、幅木、階段ユニットなど)を保存しておきましょう。一度作っておけば、次回からの図面作成がグンと早くなります。
繰り返し作業を効率化
同じ間隔で部材を配置するような作業は、「複写」「配列複写」「グリッド」機能を使うと、時間短縮とミス防止になります。
整理整頓を心がけよう
現場の状況は変わりやすいので、レイヤーをきちんと分けて管理したり、修正履歴を整理したりしておきましょう。
最終チェックを忘れずに
図面を提出する前には、必ず以下をチェック:
– 寸法は正しいか
– 安全対策は十分か
– 注意事項は書かれているか
– 最新の法律や現場の状況に合っているか
データのやり取りも考えよう
Jw_cadの「グループ編集」「マクロ」「レイヤグループ」機能を活用して、PDF出力やDXF変換ができるようにしておくと、他の会社との情報共有がスムーズになります。
まとめ
Jw_cadで足場図面を作るには、準備から法律の知識、現場のニーズまで、いろんなことを知っている必要があります。でも、基本をしっかり押さえて、この記事で紹介したテクニックを使えば、きっと効率的で安全性の高い図面が描けるようになります。
最初は難しく感じるかもしれませんが、実際に描きながら覚えていけば大丈夫。安全で正確な足場図面作成を目指して、がんばってください!
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