Jw_cadで中抜き機能を使う方法をお探しですね。
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Jw_cadの中抜き機能で文字をくっきり見やすく!設定方法から活用法まで
Jw_cadで図面を描いていると、文字が背景の線や模様と重なって読みにくくなってしまうことってありませんか?そんな時に役立つのが「中抜き(白抜き)」機能です。この機能を使えば、文字の後ろに白い背景を作って、どんなに複雑な図面でも文字をはっきりと見せることができます。今回は、この便利な中抜き機能について、基本的な使い方から応用テクニックまで、わかりやすく説明していきますね。
中抜き(白抜き)って何?なぜ必要なの?
中抜き機能とは、文字を入力した時に、その文字の背景に自動的に白い四角形を作って、後ろにある線や模様を「抜く」機能のことです。
図面を描いていると、どうしても線がたくさん重なったり、ハッチング(斜線などの模様)で埋まった部分があったりしますよね。そんな場所に文字を入れると、文字が背景に紛れて見えなくなってしまいます。
でも中抜き機能を使えば、文字の周りだけ白い「保護エリア」ができるので、どんなに複雑な背景でも文字がくっきり見えるようになります。これって、建築図面や設備図面では特に重要で、間違いを防ぐためにも欠かせない機能なんです。
設定方法は簡単!文字タブで一発設定
中抜きの設定方法は思っているより簡単です。手順を見てみましょう。
1. まず「基本設定」のダイアログボックスを開きます
2. 「文字」タブをクリックします
3. 「白抜き表示」または「中抜き表示」の項目をONにします
4. 「範囲増し寸法」で白抜きの範囲を調整します
「範囲増し寸法」というのは、文字の実際の大きさより、どれくらい広めに白い背景を作るかを決める設定です。だいたい0.5〜1.0mm程度に設定するのが一般的ですね。
この設定をしておけば、これから入力する文字には自動的に中抜き効果が適用されます。また、すでに入力した文字についても、個別に設定を変更することができるので安心です。
こんな場面で大活躍!中抜きが威力を発揮する時
中抜き機能が特に役立つのは、こんな場面です:
**ハッチングエリア**
コンクリート部分の斜線模様や、断面図の材料表示など、模様がびっしり描かれた部分に文字を入れる時
**複雑な配筋図**
鉄筋がたくさん描かれた図面で、寸法や注記を入れる時
**画像の上**
スキャンした図面や写真の上に、説明文字を追加する時
**線が密集した部分**
設備図面や詳細図など、線がたくさん重なった部分に注釈を入れる時
これらの場面で中抜きを使うと、文字がはっきり見えるようになって、図面を見る人にとってもとても親切です。印刷した時やPDFにした時も、きれいに文字が読めるのも嬉しいポイントですね。
より効果的に使うためのコツと注意点
中抜き機能を上手に使うために、いくつかのポイントを押さえておきましょう。
**範囲の調整がポイント**
中抜きの範囲を大きくしすぎると、必要な図面情報まで隠してしまうことがあります。逆に小さすぎると効果が薄くなってしまいます。会社やプロジェクトで統一した基準を決めておくと良いでしょう。
**印刷時の確認を忘れずに**
プリンターやPDF変換の設定によっては、中抜き効果がうまく出力されない場合があります。大切な図面を印刷する前には、必ず試し刷りをして確認しましょう。
**一括設定も可能**
たくさんの文字に一度に中抜きを適用したい場合は、外部変形やマクロ機能を使うと効率的です。
中抜き機能をうまく活用すれば、誰が見てもわかりやすい、プロフェッショナルな図面を作ることができます。最初は設定に戸惑うかもしれませんが、慣れてしまえばとても便利な機能なので、ぜひ試してみてくださいね!
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