Jw_cadで地積測量図を作成する方法をお探しですね。

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Jw_cadで地積測量図を作ってみよう!座標データを使った効率的な作図方法

土地家屋調査士さんや設計士さん、不動産関係のお仕事をされている方にとって、地積測量図は欠かせない図面ですよね。今まで手で描いていた方も多いと思いますが、最近は無料のCADソフト「Jw_cad」を使って、測量で得た座標データから簡単に正確な地積測量図を作る方法が人気になっています。

この記事では、ExcelやGoogleスプレッドシートとJw_cadを組み合わせて、効率よく地積測量図を作る方法をわかりやすく説明していきます。

地積測量図って何?

地積測量図は、土地の形や面積、境界線などを正確に示した図面のことです。不動産の登記をするときや、土地の権利関係をはっきりさせるために使われます。

法律で決められた様式に従って作る必要があり、次のような情報を必ず入れなければいけません:
– 地番区域の名前
– 方位(北がどちらか)
– 縮尺
– 隣の土地の情報
– 面積の計算方法
– 境界点同士の距離

電子申請をするときは、B4サイズで0.2㎜以下の細い線を使うなど、細かい決まりもあります。とにかく正確性が大切なので、測量データから間違いなく図面を作ることがポイントです。手描きだとどうしても誤差が出てしまうので、CADソフトで自動的に作図するのがとても効果的なんです。

Jw_cadで座標から図面を作る基本の流れ

Jw_cadで地積測量図を作るコツは、測量で得た座標データを上手に図面にすることです。まずはExcelやGoogleスプレッドシートで座標のリストを整理しましょう。各点のX座標とY座標があれば、それをテキストファイルに変換してJw_cadに読み込ませることができます。

基本的な手順はこんな感じです:

1. **座標データの準備**
表計算ソフトで座標データを整理して、最初の点を最後にもコピーしておきます(土地の形を閉じるため)

2. **テキストファイルに変換**
座標リストを全部選択して、タブ区切りのテキストファイルとして保存します

3. **Jw_cadに読み込み**
Jw_cadの「座標ファイル」メニューから「YX座標読込」を選んで、ファイルを読み込みます

4. **図面に配置**
単位(普通はメートル)や基準位置を設定して、図面上に土地の形を配置します

この方法を使えば、正確な土地の形をたった数分で描くことができます。Jw_cadを使うときは、測量用の座標と数学の座標が違うことに注意して、「YX座標読込」コマンドを使うのがポイントです。

図面枠や表、求積表も忘れずに

地積測量図を完成させるには、土地の形だけでなく、決められた図面枠や各種の表記、求積表(面積計算の表)も作る必要があります。

不動産登記のルールに従って、B4などの決められたサイズで図面枠を作り、表題欄には以下の情報を書き込みます:
– 土地の場所と地番
– 縮尺
– 申請者・作成者の名前
– 作成した年月日

Jw_cadの基本機能で四角い枠を描いたり文字を入力したりできますが、効率よく作業するために、あらかじめテンプレートの図面枠を作っておくと便利です。

求積表(面積計算表)も大切です。Jw_cadには「外部変形」という機能があって、座標データや描いた多角形から自動的に面積計算表を作ることができます。GoogleスプレッドシートやExcelで計算した結果をコピーして貼り付ける方法もよく使われています。

こうすることで、測量データから法律の要件を満たした地積測量図まで、一貫した流れで作業できるようになります。

作業するときの注意点とちょっとしたコツ

測量図作成の仕事では、正確さだけでなくスピードも大切ですが、Jw_cadを使うときにも気をつけるポイントがいくつかあります。

**一番大切なのは座標データの準備です**
単位や座標系がバラバラだと図面がうまく合わないので、必ずメートル単位で正しい順番にデータを整理しましょう。XY座標を間違えたり、点の並び順を間違えたりすると、変な形の土地になってしまうので注意が必要です。

**もっと便利に使うには**
Jw_cadの外部変形やマクロなどを活用すれば、次のようなことが自動でできるようになります:
– 座標値の自動配置
– 距離の寸法線を自動で記入
– 注釈や方位記号の自動配置

Googleスプレッドシートと組み合わせれば、インターネット経由で座標データを共有したり、複数の人で同時に編集したりすることもできます。

こうした応用テクニックを使えば、手作業で作る図面よりもずっと早く、正確で、何度でも同じクオリティで作ることができるので、プロの現場でもとても重宝されています。

まとめ

Jw_cadを使った地積測量図作成は、座標データを活用した効率的な図面作成を強力にサポートしてくれます。図面枠や表題欄、求積表の作成など、業務で必要な要件をしっかり押さえながら、ツールを上手に組み合わせることで、誰でも高品質な測量図面が作れる時代になりました。

これからますます需要が高まるスキルなので、ぜひチャレンジしてみてくださいね!

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