Jw_cadで図面枠を設定する方法をお探しですね。

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Jw_cadの図面枠設定を分かりやすく解説!初心者でも簡単にできる方法

Jw_cadは日本でとても人気のある無料の2次元CADソフトです。建築関係の仕事や製図の現場で多くの人が使っています。その中でも「図面枠の設定」は図面を作るときの基本中の基本。きれいで見やすい図面を作るには絶対に覚えておきたい操作です。

でも、初心者の方からは「どこから始めればいいのか全然分からない…」という声をよく聞きます。そこで今回は、用紙のサイズに合わせた図面枠の作り方から、レイヤーや縮尺の設定、文字の入力まで、Jw_cadで図面枠を設定するのに必要な手順を実際の操作に沿って詳しく説明していきます。

まずは用紙サイズを決めて図面枠を作ってみよう

図面枠をきちんと作るには、最初に用紙のサイズをはっきり決めることが大切です。

Jw_cadでは、画面上部のメニューから「設定」→「用紙サイズ」を選んで、A4やA3、A2など使いたい紙のサイズを選べます。次に「基本設定」の画面で「用紙枠を表示する」にチェックを入れると、用紙の枠(普通はピンク色の点線)が画面に表示されます。

この枠があることで、図面を描く範囲が目で見て分かるので、うっかり用紙からはみ出してしまう心配もありません。

用紙枠が表示されたら、今度は実際の図面枠を描きます。「作図」メニューから「矩形」を選ぶか、キーボードの「B」を押して、用紙の四隅に合わせて長方形を描きます。この長方形が図面枠になります。

この流れを覚えておけば、用紙全体をうまく使った美しい図面枠が短時間で作れるようになりますよ。

プリンターに合わせた図面枠の作り方

用紙サイズだけで図面枠を作ると、実際にプリンターで印刷するときに困ることがあります。なぜかというと、プリンターには「印刷できない範囲」があるからです。そのせいで、意外なところに余白ができたり、枠線が切れてしまったりすることがあります。

でも、Jw_cadならこの問題も簡単に解決できます。

まず、メニューの「ファイル」から「印刷」を選んで、使うプリンターと用紙サイズ、縦横の向きを設定します。設定が終わったら「枠書込」ボタンを押すと、そのプリンターで印刷できる範囲にぴったり合った枠線が自動で描かれます。向きを変えたいときは「回転」機能も使えます。

この方法を使えば、プリンターごとの特徴を考えた図面枠が作れるので、印刷で失敗することがぐっと減ります。職場で複数のプリンターを使い分けているような場合にも便利です。

レイヤーと縮尺を使って図面枠をもっと便利に管理しよう

図面枠をもっと便利に使うには、「レイヤー」と「縮尺」という機能を活用しましょう。

レイヤーを使うと、図面枠を他の図面部分と分けて管理できます。例えば、「レイヤーグループF」の中に「A4」「A3」など用紙サイズ別の子レイヤーを作っておけば、名前を見ただけでどのサイズの枠なのかすぐに分かります。

また、図面枠の縮尺は「1/1」に設定しておくと、メインの図面部分と混同せずに済みます。縮尺の設定は画面右下の縮尺選択ボタンで、図面枠用のレイヤーだけを選んで「1/1」に変更できます。

この方法を覚えると、一つのプロジェクトの中にA4・A3など色々なサイズの図面枠を用意しておいて、必要に応じて切り替えたり、別の図面でも使い回したりできるようになります。よく使う図面枠をテンプレートとして保存しておくときにも、とても役に立ちます。

補助線と文字を入れて、もっと見やすい図面枠にしよう

枠線だけでは物足りません。本当に見やすい図面にするには、表題欄や備考欄などの補助線と、適切な文字入力が欠かせません。

Jw_cadでは「複線」コマンド(キーボードの「F」など)を使って、内側や外側に一定の間隔で補助線を引くことができます。例えば、枠から5mm内側に線を引いたり、さらに横や縦に20mm、45mmといった間隔で段階的に線を引いていったりします。

横線や縦線は複線の間隔を入力して等間隔に分割すると、きれいな表のような形になります。余分な線は「伸縮」コマンドで調整して、不要な部分を整理しましょう。

枠の中の決まった場所には「文字」コマンドを使って、「図面番号」「作成者」「日付」「タイトル」などの情報を正確に入力します。文字の大きさや位置(中央揃えなど)を先に設定してから入力すれば、全体のバランスも良くなります。

補助線と適切な文字入力まで済ませれば、プロの現場でも使えるような、分かりやすくて美しい図面枠の完成です。

まとめ

ここまでの手順をマスターすれば、一度作った図面枠をテンプレートとして何度でも使えるようになり、作業もずっと効率的になります。最初は大変かもしれませんが、練習を重ねて自分なりの図面枠フォーマットを作り上げてください。

Jw_cadの図面枠設定は、設計や製図の基礎力を身につけるためにも大切なスキルです。ぜひチャレンジしてみてくださいね!

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