Jw_cadで住宅外観パースを書く方法をお探しですね。
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JWCADで住宅の外観パースを描いてみよう!基本から実践まで
JWCADは無料で使える2次元CADソフトとして、建築業界でとても人気です。平面図や立面図、簡単な立体的な絵など、家の設計やリフォームの検討でよく使われています。でも、実際に家の外観パースを描くときは、このソフトの得意なことと苦手なこと、上手な描き方や他のソフトとの使い分けを知っておくことが大切です。今回は、JWCADで住宅外観パースを描くコツを、基本から実際に役立つポイントまでお話しします。
JWCADってパース作りに向いてるの?
JWCADは元々、平面的な図面を描くためのソフトです。家の間取り図や外観の正面図、断面図など、正確な寸法で描くのがとても得意です。一方、建築パース(外観パース)は、実際に目で見たような立体感や遠近感を表現するものです。残念ながら、JWCADには自動で3D画像を作る機能はありません。そのため、パースを描くときは手作業で線を引いて遠近感を作ったり、いくつかの図面を重ね合わせるなどの工夫が必要になります。
手書きでパースを描いたことがある人なら、JWCADの操作を活かして、手描きの延長として外観パースに挑戦するのがおすすめです。JWCADならではの正確な寸法線や補助線を使えば、見た目も実用的な仕上がりが期待できます。
JWCADで外観パースを描く手順とコツ
JWCADで外観パースを描くには、まず「消失点」や「アイレベル」といったパースの基本ルールを理解して、画面上にガイドとなる補助線を引きます。パース図の描き方には「一点透視」「二点透視」などがありますが、普通の住宅外観では二点透視がよく使われます。
描く手順はこんな感じです:
1. まず建物の角の部分をアイレベルに合わせて描く
2. そこから消失点に向かって主要な線を引く
3. 高さや奥行きのバランスを見ながら、壁や窓、屋根の形を描いていく
JWCADのレイヤー管理機能やオフセット機能を使えば、下書きと本描きを分けられるし、複雑な形でも後から修正しやすくなります。また、色や模様は限られますが、着色図形や線の種類を変えることで、簡単なイメージアップもできます。シンプルな操作で「立体っぽい要素」を取り入れた図面が作れるでしょう。
JWCADでのパース作りの「限界」と発展させる方法
JWCADは使いやすくて動作も軽いソフトですが、本格的な3Dパース図やリアルな表現には限界があります。特に高度な立体パースや、リアルな影・材質表現、光の反射などを描きたい場合は、JWCAD一つだけでは物足りません。
もっとリアルなパース図が必要なら、SketchupやShadeといった3Dソフトとの連携も考えてみましょう。具体的には、JWCADで作った平面図・立面図をDXF形式などで書き出して、他のソフトに読み込ませます。そうすることで、設計の正確さを保ちながら、外観パースを立体化・リアル化できます。
また、同じ2D内でも、CADの補助ソフトや建築用のテンプレート集を活用して、図枠やカラーパレット、記号などを組み合わせれば、簡単でも説得力のある外観イメージが表現できます。
実際の現場でのパース作成とJWCAD活用のコツ
実際の仕事では、パース図の作成を専門の「パース屋さん」に頼む場合もあれば、設計士さん自身がJWCADなどの2Dソフトで自作することも増えています。最近はコストや時間の節約から、「そこそこリアル」「設計の意図が伝わる程度の外観イメージ」で十分なケースも多いです。
JWCADでパースを描くときは、まず「何を伝えたいか(屋根の形、素材、窓の配置など)」をはっきりさせて、必要な情報だけを選んで表現すると効率的です。最初の段階なら、下書きやスケッチ感覚で構いません。
「見積もり連動ソフト」や「設備CAD」と一緒に使えば、積算や申請書作成も同時進行できる場合があります。操作で分からないことがあったら、公式ヘルプやユーザーコミュニティ、専門ブログなどを活用しましょう。JWCADは慣れるほど作図スピードが上がり、パース作成も自分なりの工夫でどんどん上達できます。
まとめ
JWCADは住宅外観パース作りにおいて、「シンプルでも意図が伝わる立体感の表現」「各種図面の正確な情報の活用」「他のソフトとの連携による発展」など、基本的でも幅広く応用できます。まずは2Dで描ける範囲をマスターして、必要に応じて他のツールも使いながら、あなたの理想の住宅パースを実現してみてください。
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