Jw_cadの画面で尺度を変える方法をお探しですね。

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Jw_cadの尺度設定をマスターしよう!初心者でも分かる使い方ガイド

Jw_cadは無料で使える2次元CADソフトとして、建築や設備の現場で多くの人に愛用されています。図面を作るときに必ず覚えておきたいのが「尺度」の設定です。尺度の設定を間違えると、図面のサイズがおかしくなったり、実際の寸法と合わなくなったりして大変なことになってしまいます。今回は、Jw_cadで尺度を上手に使いこなす方法を、初心者の方にも分かりやすくお教えします。

1. Jw_cadの「尺度」って何?

Jw_cadでいう「尺度」とは、実際の大きさと図面上の大きさの比率のことです。たとえば「1/100」という尺度なら、現実世界の100cmが図面では1cmで描かれます。これは紙に印刷したときやPDFにしたときにとても重要で、間違えると設計ミスや施工ミスの原因になってしまいます。

Jw_cadでは画面の下の方(ステータスバー)に現在の尺度が常に表示されているので、作業中でもすぐに確認できて便利です。用途に応じて尺度を変えることで、建物全体を見る図面から細かい部分を拡大した図面まで、自由自在に作ることができます。

2. 画面の拡大・縮小をマスターしよう

Jw_cadでは、図面の縮尺とは別に、画面に表示する大きさを自由に変えることができます。これがいわゆるズームイン・ズームアウトの機能です。

一番簡単なのは、マウスのホイール(真ん中のくるくる回る部分)を使う方法です。ホイールを回すだけで、あっという間に画面を拡大したり縮小したりできます。設定画面では、ホイールを回したときの拡大方向や倍率、どこを中心に拡大するかなども変更できるので、自分の使いやすいように調整してみてください。

他にも、マウスの左ボタンと右ボタンを同時に押しながらドラッグすると、図面全体を表示したり、特定の範囲を拡大したりできます。画面上の「拡大」「縮小」ボタンやキーボードのショートカットキーも使えるので、慣れてくるとどんどん作業が早くなりますよ。

3. 効率よく作業するための尺度設定のコツ

Jw_cadでは、図面ごとやレイヤー(層)ごとに違う尺度を設定できます。これがとても便利な機能で、たとえば建物全体は1/100で描いて、細かい部分は1/20で拡大して描くといったことができます。同じデータの中で、いろいろな詳しさの図面を作れるんです。

尺度を変えるには、メニューの「作図」から「縮尺変更」を選ぶか、画面下のステータスバーに表示されている尺度の部分をクリックします。図面全体の尺度を一度に変えたいときや、特定のレイヤーだけ個別に設定したいときも、「図寸固定」や「実寸固定」などのオプションを使い分けることで、目的に合った図面が作れます。

他のソフトで作られたDWGやDXFファイルをJw_cadで開いたときは、元の尺度設定に注意して、必要に応じて自分の作図ルールに合わせて設定し直しましょう。

4. PDFや他の形式で保存するときの注意点

Jw_cadで設定した尺度は、PDFにしたり他の形式に変換したりするときにも影響します。ここで尺度がずれてしまうと、図面の信頼性がなくなってしまいますし、現場や取引先で混乱を招くこともあります。

PDFに変換するときは、「印刷」画面で必ず尺度を確認して、「用紙の縮尺に合わせる」設定や出力サイズをチェックしましょう。外部の変換ツールやオンラインサービス(DARE(デア)など)を使う場合は、事前にテスト変換をして、Jw_cadの尺度情報がちゃんと反映されるかどうか確認しておくと安心です。

DWG形式で他の人にデータを渡すときは、JWWとDWG間でスケールに違いが出ることがあるので、事前に相手と確認し合っておくことが大切です。こうした点に気をつけることで、Jw_cadでの作図や出力作業をより安全で正確に進められます。

**Jw_cadの尺度操作は、単に画面を拡大縮小するだけでなく、正確な図面作成や外部とのデータやり取りまで、幅広い作業に関わってきます。基本的な操作方法と出力時の注意点をしっかり覚えることで、CAD作業のクオリティをぐんと上げることができるでしょう。**

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