ベクターワークスからJw_cadに変換する方法をお探しですね。
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ベクターワークスからJw_cadへの変換方法を分かりやすく解説!
設計や図面を作る現場では、いろいろなCADソフトが使われています。その中でも、ベクターワークス(Vectorworks)とJw_cad(JWW)は、それぞれ違った特徴を持つ人気のソフトです。でも、「ベクターワークスで作った図面をJw_cadで使いたい!」という場面で困ったことはありませんか?今回は、そんな悩みを解決する変換方法を、実際の手順と一緒に詳しく説明していきます。
ベクターワークスとJw_cadの違いを知ろう
まず、この2つのソフトの特徴を簡単に整理してみましょう。
**ベクターワークス**は、建築やインテリア、舞台デザインなどで使われる高機能なCADソフトです。独自のファイル形式(.vwxや.mcd)を使っていて、3Dモデリングや豊富な表現機能が特徴です。
一方、**Jw_cad**は日本の建築現場で圧倒的に使われている無料のCADソフトで、JWW(.jww)やJWC(.jwc)という形式でファイルを保存します。
この2つのソフトは、データの構造や扱える要素(レイヤーや線の種類など)が全然違うんです。だから、データを変換するときには、いくつか注意しなければいけないポイントがあります。特に、レイヤーの構造や文字データ、寸法線、面の図形などは、変換するときに問題が起きやすい部分です。
実際の変換手順をやってみよう
最近のVectorworks(2022年以降のバージョン)なら、「JWW取り出し」という便利な機能が最初から入っています。この機能を使えば、比較的簡単に変換できますよ。
**手順はこんな感じです:**
1. まず、Vectorworksで変換したい図面ファイルを開きます
2. メニューバーから「ファイル」→「取り出す」→「Jw_cad (JWW) 取り出し」をクリック
3. 設定画面が出てくるので、必要に応じて設定を調整します
– 「レイヤをJw_cadのレイヤグループとして出力する」
– 「寸法線を水色に変換する」
など、細かい設定ができます
4. 保存する場所とファイル名を決めて、保存ボタンを押します
5. もし変換できない要素があれば、警告メッセージが出るので、指示に従って対応します
これで、ベクターワークスの図面がJw_cad形式(.jww)で保存され、Jw_cadで開けるようになります。ただし、古いバージョンでは「JWC(.jwc)」形式しか対応していない場合もあるので、お使いのソフトのバージョンを確認してくださいね。
よくあるトラブルと対処法
変換は便利な機能ですが、残念ながら100%完璧にはいきません。よくある問題とその対策をまとめてみました。
**レイヤー構造の崩れ**
ベクターワークスの複雑なレイヤー構造が、Jw_cadできれいに再現されないことがあります。変換前に不要なレイヤーを整理しておくと良いでしょう。
**文字化け**
日本語の文字コードが違うため、文字が正しく表示されないことがあります。変換後にJw_cadで確認して、必要に応じて文字を修正しましょう。
**寸法線や図形の問題**
寸法線や面の図形(ソリッド)は、データ構造の違いで正しく変換されないことが多いです。特に面図形は線分に変換する必要がある場合があります。
**変換後のチェックが大切**
変換が終わったら、必ずJw_cadでファイルを開いて、図面が正しく表示されているか確認しましょう。問題があれば、その都度修正していくことが重要です。
変換をうまくやるコツ
変換の精度を上げるには、いくつかのコツがあります。
**変換前の準備**
– 不要なレイヤーやオブジェクトを削除して、図面をシンプルにしておく
– 複雑すぎる図形は、あらかじめ簡単な線分に分解しておく
– 「デザインレイヤ」をアクティブにした状態で変換作業を行う
**他の変換方法も知っておこう**
もし「JWW取り出し」機能が使えない場合は、DXF/DWG形式を経由する方法もあります。ただし、この方法は線がずれたり文字化けしたりしやすいので、より注意深く作業する必要があります。
まとめ
ベクターワークスからJw_cadへの変換は、専用の「JWW取り出し」機能を使えば、それほど難しくありません。ただし、完璧な変換は難しいので、変換後のチェックと調整が大切です。
両方のソフトの特徴をよく理解して、丁寧に作業することで、スムーズにデータをやり取りできるようになります。最初は戸惑うかもしれませんが、慣れてくればきっと上手にできるようになりますよ!
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