Jw_cadで使える電気図面のシンボルをお探しですね。

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Jw_cadで電気図面を作るときの記号(シンボル)活用術

Jw_cadは日本でよく使われている2次元CADソフトで、建築や設備の図面作成には欠かせないツールです。特に電気図面を描くときは、たくさんの「電気記号(シンボル)」を使って、配線や機器の情報を分かりやすく表現することがとても大切です。この記事では、Jw_cadで電気図面用の記号を上手に使う方法や導入のやり方、おすすめの記号データの入手先、そして自分で記号を作るコツまで、実際に役立つ情報をお伝えします。

なぜ電気図面に記号が必要なの?

建築図面の中でも電気図面は、照明やコンセント、スイッチ、通信設備、火災報知器など、本当にたくさんの機器が複雑に絡み合っています。だからこそ、図面上ではすべての設備を統一された「記号」で表現することが絶対に必要なんです。

Jw_cadには最初から基本的な電気記号が「図形」機能に入っていますが、実際の仕事ではそれだけでは足りないことがほとんどです。記号がバラバラだと、工事をする人や図面をチェックする人が間違いやすくなって、設計全体の質が下がってしまいます。業界で決められた標準的な記号を正しく使うことは、プロの設計者なら必ず身につけておきたいスキルです。

電気記号を手に入れて使えるようにする方法

Jw_cadで電気記号を使うには、主に3つの方法があります。

1つ目は、ソフトに最初から入っている図形を使うこと。2つ目は、インターネットで無料配布されている記号データ(JWSやJWKファイル)をダウンロードして登録すること。3つ目は、自分で新しく描いて登録することです。

この中で特に便利なのが、ベクター社のサイトやJw_cad関連サイト、現役の設計者さんが運営するサイトなどで配布されている「電気設備用記号セット」をダウンロードする方法です。日本電設工業協会が発行している「電気設備CADシンボル寸法基準」に合わせて作られたデータもあって、基本的なコンセントやスイッチ、照明から、インターホン、監視カメラ、ナースコール、太陽光発電設備まで、幅広い記号が入っています。

ファイルは大体zipで圧縮されているので、解凍してからJw_cadの図形フォルダに入れて、拡張子(.jwsか.jwk)を指定して読み込めば、すぐに使えるようになります。

記号を実際に使ったりカスタマイズしたりするコツ

ダウンロードした記号データは、Jw_cadの「図形」コマンドからフォルダを選んで、拡張子を切り替えるとリストで表示されます。使いたい記号をダブルクリックして、図面上の好きな場所をクリックすれば簡単に配置できます。

ただし、すべての現場や案件で配布されている記号だけで対応できるとは限りません。例えば、メーカー独自の設備や、特殊なシステム(医療用の呼出設備、スマートホーム機器、太陽光発電の特殊な配線など)が含まれる場合は、自分で記号を作る必要があります。

そんなときは、線や円、文字を使って新しい記号を描いて、「図登」コマンドで範囲を指定して登録すれば、オリジナルの電気記号として保存できます。配布されているものと自作のもの、両方を使い分けることで、設計の効率と品質をぐんと上げることができます。

設計事務所やチーム内で記号の標準化を進めておくと、複数人で作業するプロジェクトでも統一感を保てて、ミスや伝達エラーの防止にもつながります。

無料・有料の記号データサイトと使うときの注意点

電気記号のデータは、いろいろなサイトで無料または有料でダウンロードできます。代表的なのは「ベクター」「Jw_cad関連ポータルサイト」「建築系CADデータ集」などです。配布の形式や内容、登録の手順も各サイトに書いてあるので、使う前にしっかり確認しましょう。

利用規約や著作権の表記も大切で、商用利用や改変、再配布が制限されている場合もあります。特に公共工事や大きな案件では「電気設備CADシンボル寸法基準」などの公式な仕様に合わせることが求められることがあります。そういう場合は、基準に沿ったデータを優先的に選んで、どこから入手したかや変更履歴もきちんと残すようにしましょう。

まとめ

Jw_cadで電気図面を作るときは、記号データの活用が絶対に必要です。適切なデータ管理とカスタマイズで、分かりやすくて品質の高い電気図面を作ることができます。この記事を参考に、ぜひ実践してみてください!

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