GioLineとJw_cadの関連性について情報をお探しですね。
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GioLineとJWW(Jw_cad)って何が違うの?連携方法を分かりやすく解説
測量や設計の仕事をしていると、「GioLine」と「JWW(Jw_cad)」という2つのソフトの名前をよく聞きますよね。でも、この2つがどんな関係なのか、どうやって一緒に使うのか、よく分からないという人も多いはず。今回は、この2つのソフトの違いと連携方法について、分かりやすく説明していきます。
そもそもGioLineとJw_cadって何?
まず、それぞれのソフトが何をするものなのか見てみましょう。
**GioLine**は、測量のデータを計算したり整理したりするソフトです。1999年から使われ始めて、今でもどんどん新しい機能が追加されています。座標の計算やトラバース測量、データの変換、簡単な図面作成など、測量に関する様々な作業ができます。昔は無料で使えましたが、今は有料版の「GioLine pro」が主流になっています。
**JWW(Jw_cad)**は、図面を描くためのCADソフトです。土木や建築の現場で働く人なら、ほぼ間違いなく知っているくらい有名なソフトですね。しかも無料で使えるのに、とても高機能で使いやすいんです。
簡単に言うと、GioLineは「測量データの計算や整理」、Jw_cadは「図面を描く」のが得意分野。この2つを組み合わせることで、測量から図面完成まで、スムーズに作業を進められるようになります。
なぜGioLineがJWW形式に対応しているの?
GioLineは色々なデータ形式(CSV、SIMA、DXFなど)を扱えますが、特に注目したいのがJw_cadの「JWW形式」でデータを出力できることです。
これって実はすごく便利なんです。GioLineで測量データを計算・整理した後、その結果をJWWファイルとして保存すれば、そのままJw_cadで開いて図面作成に取りかかれます。座標点や点名、線のデータなどがそのまま引き継がれるので、いちいち手作業で入力し直す必要がありません。
しかも、線の種類や色、文字の大きさなども、ある程度自分好みに設定できます。測量現場で集めたデータが、そのまま設計図面に活用できるって、考えてみるとかなり画期的ですよね。
データをやり取りするときの注意点
ただし、GioLineとJw_cadでデータをやり取りするときには、いくつか気をつけるポイントがあります。
一番重要なのが**座標の基準**です。GioLineは±999kmという、とても広い範囲の座標を扱えます。でも、Jw_cadの図面では、用紙の中心を(0,0)として表示範囲が決まっています。
そのため、GioLineからJWWファイルを出力するときには、「座標変換」という機能を使います。これにより、GioLineの座標データがJw_cad画面の真ん中に来るように自動で調整してくれます。この設定を忘れると、せっかく作ったデータが画面の外に飛んでしまって見えなくなることがあるので要注意です。
もう一つ大切なのが**レイヤの使い分け**です。GioLineから出力されたデータは、Jw_cadで複数のレイヤに分けて保存されます。例えば、座標点用のレイヤ、線を引くためのレイヤ、点名を表示するレイヤなど。これにより、後から編集するときも、必要な部分だけを選んで作業できるので、とても効率的です。
連携することのメリットと将来性
GioLineとJw_cadを組み合わせて使う最大のメリットは、**測量から図面完成まで一気通貫で作業できる**ことです。
従来の方法だと、測量データを手作業で図面に書き写したり、数値を一つ一つ入力し直したりする必要がありました。これって、時間がかかるだけでなく、入力ミスの原因にもなっていたんです。でも、GioLineのJWW出力機能を使えば、そんな面倒な作業から解放されます。
また、どちらのソフトも土木・建設業界では定番中の定番。多くの人が使い慣れているので、チームで作業するときも情報共有がスムーズです。GioLineで数値処理、Jw_cadで図面作成という役割分担がはっきりしているのも、使いやすさのポイントですね。
これからは、クラウド対応やデータ共有機能の強化、3次元データへの対応など、さらに便利な機能が追加されていくと思います。GioLineとJw_cadの連携は、単にデータを変換するだけでなく、仕事のやり方そのものを変える可能性を秘めているんです。
測量や設計の仕事をもっと効率的に、そして正確に進めたいなら、この2つのソフトの連携機能をぜひ活用してみてください。最初は慣れないかもしれませんが、一度覚えてしまえば、きっと手放せなくなりますよ。
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