建物図面の書き方をお探しですね。

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建物を建てたら必要!図面の書き方をわかりやすく解説

新しく家を建てたとき、法務局に「表題登記」という手続きをしなければいけません。この時に必要なのが「建物図面」と「各階平面図」です。「図面なんて描いたことないし、難しそう…」と思う方も多いですが、実は基本的なルールさえ覚えれば、自分でも作ることができるんです。

この記事では、図面作成の基本から実際の書き方まで、初心者の方にもわかりやすく説明していきます。

1. まずは基本を知ろう!建物図面と各階平面図って何?

表題登記をするときは、必ず「建物図面」と「各階平面図」の2つを提出する必要があります。

**建物図面**は、土地と建物の関係を示す図面です。「この土地のどこに、どんな形の建物が建っているか」がわかるように描きます。

**各階平面図**は、建物の各階がどんな形をしているか、床面積はどれくらいかを示す図面です。間取りではなく、建物の外側の形を描くのがポイントです。

図面作成の基本ルール

– **用紙**:B4サイズ(257×364mm)の白い紙
– **縮尺**:建物図面は1/500、各階平面図は1/250
– **線の太さ**:0.2mm以下の細い線で描く
– **必要な情報**:方位、縮尺、作成者名、作成日、面積の計算式など

「こんなに細かいルールがあるの?」と驚くかもしれませんが、一度覚えてしまえば大丈夫です。

2. 用紙の準備と図面のレイアウト

用紙について

B4サイズの白い紙を使います。コピー用紙でも大丈夫ですが、できれば少し厚めの上質紙がおすすめです。文房具店で「製図用紙」として売られているものもあります。

図面の配置

一般的には、用紙の左半分に「各階平面図」、右半分に「建物図面」を描きます。上の方には家屋番号や建物の住所を書く欄、下の方には作成日や作成者名を書く欄を作ります。

描く道具

線は0.2mm以下の細い線で描く必要があります。おすすめは:
– 製図用ペン(0.1mmや0.2mm)
– シャープペンシル(0.2mm以下の芯)

太いボールペンやマジックペンは使えないので注意してください。

3. 実際に図面を描いてみよう

図面は手書きでもパソコンでも作れます。ExcelやPowerPointでも十分作成可能です。

建物図面の描き方

1. **敷地の形を描く**
まず、土地の形を1/500の縮尺で描きます。法務局で「公図」という地図を取得すると、正確な形がわかります。

2. **建物の位置を描く**
敷地の中に、建物の1階部分の形を描きます。実際にメジャーで測って、建物から敷地の境界線まての距離を2か所以上記入します。

3. **周りの情報を書き込む**
道路や隣の土地の番号なども書き込みます。

各階平面図の描き方

1. **建物の外側の形を描く**
各階の外側の形を1/250の縮尺で描きます。間取りは描かず、外壁の線だけでOKです。

2. **面積を計算する**
四角い建物なら「縦×横」で計算します。複雑な形の場合は、いくつかの四角に分けて計算し、それを足し合わせます。

例:「5.00m × 8.00m = 40.00㎡」のように、必ず計算式を書きます。

3. **複数階がある場合**
2階建てなら1階と2階、両方描きます。上の階は実線で、下の階は点線で描くとわかりやすいです。

設計図がある場合のコツ

建築時の設計図があれば、それをコピー機で縮小してトレースするのが簡単です。
– 1/100の図面 → 20%縮小で1/500
– 1/50の図面 → 20%縮小で1/250

4. よくある間違いと注意点

気をつけるべきポイント

**寸法の記入漏れ**
建物から敷地境界までの距離は必ず測って記入しましょう。

**面積計算のミス**
電卓で何度も確認し、小数点第3位以下は切り捨てます。
例:12.345㎡ → 12.34㎡

**線が太すぎる**
0.2mmより太い線だと受け付けてもらえない場合があります。

**方位の記入忘れ**
北がどの方向か、必ず矢印で示します。

困ったときは

– 法務局の窓口で相談する
– インターネットでサンプル図面を探す
– 市販の図面作成テンプレートを利用する

最初は「難しそう」と感じるかもしれませんが、一つずつ順番に進めていけば、きっと上手に作れるはずです。わからないことがあっても、法務局の職員さんが親切に教えてくれるので、安心してチャレンジしてみてください。

正確で見やすい図面を作って、スムーズに登記手続きを完了させましょう!

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